自動生成やパーマデス(一度死ぬとすべてを失う)など、さまざまな要素が絡み合い、何度遊んでも楽しむことのできるゲームジャンル「ローグライク/ローグライト」。今週の「げむすぱローグライク/ローグライト部」第14回では、Cat Shineが開発し、NPC Entertainmentがパブリッシャーを手がける3Dスタイリッシュアクションローグライト『禁忌の試練』をご紹介します。
『禁忌の試練』とは
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本作は、機械化された「巨人」たちが闊歩する地上に、神々の武器を持った戦乙女(ヴァルキリー)が舞い降り、巨人たちとの戦いに挑む……という、北欧神話をエッセンスとして取り入れた3Dアクションローグライトゲームです。主人公は戦乙女のひとりとなり、地上に巣食う機械巨人たちと戦うことが目的です。
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本作の3Dアクションは背面からの3人称視点で、Xbox系のキー表記でXボタンで通常攻撃、YボタンでMPを消費する強攻撃、Aボタンでダッシュ、Bボタンで一時的に能力を強化する「狂戦士化」が行えます。
また、道中でアクティブスキルを入手するとLBキー、LTキー、RTキーにそれぞれ配置されます。全体的な動作は軽快で、通常攻撃連打や強攻撃で敵をある程度自動追尾して連続攻撃ができ、敵の攻撃は無敵時間の長いダッシュで回避可能と、簡単な操作でスタイリッシュな戦闘ができるゲームに仕上がっています。
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本作のローグライト要素は「途中で力尽きると最初から」、また「道中で習得できるスキルにランダム性がある」ことです。本作では各エリアで敵を全滅させると「英霊の祝福」というスキルブックを手に入れることができます。
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「英霊の祝福」からは3択でスキルが獲得できます。今回の進行では分身を呼び出して攻撃させるアクティブスキル「神秘の幻影」を得ていたので、その出現数を増やす「多重幻影」スキルを取っていくことにします。基本的に「英霊の祝福」で得られるスキルはランダムですが、道中の次のルートによっては特定アクティブスキルに関連する「英霊の祝福」のみが出るエリアもあるため、ある程度スキルの方向性を狙ったキャラクタービルドが可能です。
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こうしてステージを進めていき、「強攻撃を放ったとき、足元に継続ダメージの魔法陣を出現させる」「継続ダメージ魔法陣が出現したとき、幻影の分身を1体出現させる」などのパッシブスキルを組み合わせていくと、とてつもない数の分身を出現させて敵を攻撃することが可能になります。
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本作のボスエリア戦では『モンスターハンター』を彷彿とさせる巨大機械生物が待ち受けていますが、ビルドによっては何もさせずに数やダメージの暴力で叩き潰すことも可能です。こうしたインフレじみたスタイリッシュなアクションが楽しめるのが本作の魅力です。
女神たちと仲良くなったりキャラ性能を伸ばしたり……底の見えない戦いへ
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本作のローグライト的な要素として、道中で手に入れた「聖水」を使って拠点でプレイヤーキャラクターの永続強化が行えます。このあたりは繰り返しプレイを行うローグライトでは伝統的な要素です。
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拠点には見た目も内面もセクシーな「女神」たちもおり、彼女たちに聖水を渡すことで好感度を上げられます。
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女神たちの好感度が最高になると、彼女たちの衣装を借りて戦場に挑むこともできます。ほぼ裸だが、気にするな!
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冒険の合間に、君はフォトモードで女神たちの艶姿を写真に収めてもいい。
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また、周回をして「神の指輪」を集めると新たな狂戦士化パターンが追加されたり、装備できる武器が追加されたりしますが、周回で解禁される大きな要素のひとつが「ルーン」です。これは「体装備」に相当するアイテムで、それぞれのルーンに攻撃力や防御力、その他諸々の特殊能力が秘められているほか、多部位に同じセットシリーズのアイテムを装備すると強力なセット効果が得られる「セットルーン」もあります。
これらのルーンからは能力の抽出や、一部エンチャントの変更などが行える鍛冶施設もあり、こうした要素の充実は他の有名なハックアンドスラッシュ系ゲームに勝るとも劣りません。
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そうしたハック&スラッシュ要素の充実と合わせて、難易度設定も豊富です。本作には最大50段階の難易度が用意されていますが、数段階難易度を上げるだけで敵の耐久度が爆上がりします。それに対抗するため、高難易度で手に入るルーンや、高難易度ボスを倒すと手に入る「鍵」を使って挑めるボスラッシュで手に入るアクセサリーの厳選をしていきましょう。もちろん、高難易度でドロップするアイテムの方が高性能である可能性は高いです。
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快適に敵を薙ぎ倒すスタイリッシュアクションという意味でも、ボスからのアイテムドロップに一喜一憂するという意味でも、ハックアンドスラッシュ成分の強い本作。たまには思う存分暴れられるローグライトで遊びたい!という方にはおススメです。
『禁忌の試練』は、PC(Steam)/PS5/Xbox Series X|S/ニンテンドースイッチにて配信中です。