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2025年2月24日、ゲームレーティングの審査機関である汎欧州ゲーム情報(PEGI)は同団体内の苦情委員会において、ローグライトポーカーゲーム『Balatro』とローグライトスロットゲーム『幸運の大家様』のレーティングを再検討し、これらのゲームのレーティングをPEGI 18(18歳以上対象)からPEGI 12(12歳以上対象)に修正したことを発表しました。
「模擬ギャンブルの指導や美化」は18歳以上相当だが現実には不可能な要素がある場合はその限りではない
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今回のレーティング変更は各ゲームのパブリッシャーがPEGIにレーティングの不服を申し立て、それが受理された形になります。特に『Balatro』の制作者は、今までに何度もPEGIのレーティングに不満があることを明らかにしていました。
今回PEGIが公開した声明では、「現時点では、模擬ギャンブルの指導や美化は自動的にPEGI 18レーティングの対象となります」としつつも、『Balatro』は「ローグライクデッキ構築ゲームのファンタジー的な要素によってギャンブル要素は緩和されている」、『幸運の大家様』については「特定のギャンブルスキルは転用できない」のでPEGI 12にレーティングを緩和したことが述べられています。また、今回の訴えを受けて「PEGI専門家グループは、ギャンブルのテーマや、さまざまな年齢層でのギャンブルの模擬、指導、美化を扱うための、より詳細な分類基準を開発します」としており、他のゲームについてもPEGIレーティングの見直しが入ることがあるかもしれません。
本日2025年2月25日よりさまざまなゲームとのコラボレーションや、Xbox Game Pass入りが決定した『Balatro』。開発者の懸念していたレーティングの緩和も受けて、今後ますますのコンテンツの拡充が期待されます。