発売日：2004年12月16日 発売・開発元：コナミデジタルエンタテインメント 対応機種：PS2/PS3+PS Vita+Xbox 360（HD版）
―米ソが対立していた時代（SCENE）を描く
『メタルギアソリッド3 スネークイーター』は、アメリカとソ連が対立していた1964年を舞台にした作品で、後のビッグ・ボスとなるネイキッド・スネークが、核による第三次世界大戦を防ぐために、ソ連領土内にて潜入任務を遂行していく物語を描いています。
建造物の潜入任務がメインだった前作と異なり、本作では、ステージにジャングルが登場。プレイヤーは、自然の地形を生かして、草むらに身を隠す事ができたり、木に登って敵を上から攻撃できたりと、戦略の幅が広がりました。さらに、敵を迅速に無力化する近接戦闘術CQCや、捕獲した動物を食べて空腹を満たす食事システム、場所によって迷彩服を変更して敵を欺くカモフラージュシステム、骨折などのケガを自力で治療するシステムなどの意欲的な要素が多数搭載されており、その一部は後のシリーズでも受け継がれています。
2005年12月22日には、オンライン対戦モードが楽しめる『メタルギアオンライン（2006年にサービス終了）』などを追加した完全版『メタルギアソリッド3 サブシスタンス』が発売。2011年11月23日には、同作にHDリマスターを施した『メタルギア ソリッド HD エディション』が発売されています。
- 本作の特徴
・小島秀夫監督作品
・『メタルギア』シリーズの時系列では第1作目にあたる
・『MGS3 サブシスタンス』でTPSのように視点変更が可能になった
・『MGS3 サブシスタンス』で初代『MGO』のサービスが開始された
・本作のテーマは、人々の考え方やそれを取り巻く状況が移り変わっていくSCENE(時代)
■『メタルギアアシッド』
発売日：2004年12月16日 発売元：コナミ 開発元：コナミコンピュータエンタテインメントジャパン 対応機種：PSP
―カードゲームでも“隠れんぼゲーム”
『メタルギアアシッド』は、元FOXHOUND隊員のソリッド・スネークが、モロニ共和国のロビト島で行われている謎のプロジェクト「ピュタゴラス」を調査・奪取すべく任務を遂行していく潜入型カードゲーム。マス目に区切られたフィールドで、プレイヤーキャラクターの行動をカードで決めていく本作は、従来の『メタルギア』に備えられたアクション性はありませんが、“敵に見つからずに任務を遂行する”というシリーズの基本は守られています。
- 本作の特徴
・舞台は2016年頃
・本作のディレクターは野尻真太氏
・正統な『メタルギア』シリーズに属さないパラレルワールド
・ソリッド・スネークと女性キャラクター「テリコ」で任務を遂行する
■『メタルギアアシッド2』
発売日：2005年12月8日 発売元：コナミ 開発元：コナミ/小島プロダクション 対応機種：PSP
―隠れんぼカードゲームの完成形
『メタルギアアシッド2』は、セレナ共和国のレジスタンスの一員であるソリッド・スネークが、囚われた仲間を解放するために、FBIの命令によって北米の兵器製造会社であるストラテロジックに潜入し、任務を行っていく潜入型カードゲームです。
前作に改良を施した本作では、ゲームスピードの高速化やカードの種類増加、通信対戦モードの搭載、グラフィックをアメコミ風に変更するなどの新要素を多数追加しており、ゲームとして完成度が高まっています。なお、『メタルギアアシッド2』のルールを解説したコミックが、公式サイトにて掲載されているので、興味のある人はこちらからどうぞ。
- 本作の特徴
・舞台は2018年頃
・本作のディレクターは野尻真太氏
・正統な『メタルギア』シリーズに属さないパラレルワールド
・ソリッド・スネークと女性キャラクター「ヴィナス」で任務を遂行する
■『メタルギアソリッド バンドデシネ』
発売日：2006年9月21日 発売元：コナミデジタルエンタテインメント 開発元：コナミ/アクリア対応機種：PSP/DVD/BD
―デジタルコミック『メタルギアソリッド』をプレイ
『メタルギアソリッド バンドデシネ』は、シャドーモセス事件を描いたコミック版『メタルギアソリッド』に、映像表現や音響演出、ボイスなどを追加したデジタルコミックです。本作は、PlayStation Portable版のほかに、DVD/BD版（BD版は『メタルギア ソリッド レガシーコレクション』に収録）がリリースされています。なお、DVD/BD版には、本作の続編にあたる『メタルギアソリッド2 バンドデシネ』（『MGS2』を描いた作品）も収録されています。
- 本作の特徴
・コミック用に一部の展開に変更が加えられている
・ゲーム版『MGS』の一部のキャラクターが登場しない
・本作のデジタルコミック表現は、後のゲームシリーズでも使用されている
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