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自分の作ったキャラたちでハクスラ&ハードコアなファンタジー学園生活の日々『ととモノ。』再び!さらなる新機能でより快適になったDRPG『剣と魔法と学園モノ。』1AE/2Gリマスター【プレイレポ】

かわいい見た目とライトな導入に反してハードコアなDRPG『ととモノ。』シリーズ。ついに待望のPC版も登場する2024年の新作リマスター2本のプレイレポートを併せてお届けします。

連載・特集 プレイレポート
自分の作ったキャラたちでハクスラ&ハードコアなファンタジー学園生活の日々『ととモノ。』再び!さらなる新機能でより快適になったDRPG『剣と魔法と学園モノ。』1AE/2Gリマスター【プレイレポ】
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2024年4月26日にアクワイアよりPC(Steam)/PS5/ニンテンドースイッチで発売が予定されている、『剣と魔法と学園モノ。Anniversary Edition』『剣と魔法と学園モノ。2G Remaster Edition』。弊誌では発売に先んじて同タイトルをプレイする機会を得ましたので、一足早いプレイレポートをお届けします。なお、今回のプレイレポートで使用したのはPC(Steam)版となります。

今回の記事執筆にあたり、アクワイアよりSteamの先行プレイ用コードを頂いています。

『剣と魔法と学園モノ。』シリーズとは

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『ととモノ。』の愛称で知られる『剣と魔法と学園モノ。』シリーズは、2008年よりアクワイアが展開しているRPGシリーズです。シリーズ第1作『剣と魔法と学園モノ。』は2008年にPSPで発売され、かわいらしいキャラクターイラストやキャラクターロストも存在する硬派な難易度が話題となりました。翌年2009年には早くも続編となる『2』がPSPで発売。さらに数を増したかわいいキャラクターイラストと、さらに殺意の増した凶悪な難易度を誇りました。2010年には凶悪過ぎた部分を改善し、シナリオがフルボイスとなった『2G』がPS3で発売されています。

今回のプレイレポートでは、この第1作をリマスター化した『剣と魔法と学園モノ。Anniversary Edition』と、『2G』をリマスター化した『剣と魔法と学園モノ。2G Remaster Edition』を扱います。

なお、シリーズのその後に触れると、2010年にはPSP/PS3で『3』が発売。職業システムの見直しなど、以降、シリーズは他のDRPGからの独自性を強めていきます。2011年にDRPGとしての集大成となる『3D(3DS)/Final(PSP)』が3DSとPSPでそれぞれ発売されました。

2012年にはグリッドベースの3Dダンジョンを廃し、探索型のRPGとして生まれ変わった新シリーズ『新・剣と魔法と学園モノ。刻の学園』がPSPで、2022年にはRTS(リアルタイムストラテジー)となった『剣と魔法と学園クエスト。』がPC(Steam)/PS4/ニンテンドースイッチで発売されており、その他漫画やライトノベルなど、メディアミックスも果たしているシリーズです。

姿を変える迷宮を切り拓け!『剣と魔法と学園モノ。Anniversary Edition』

『剣と魔法と学園モノ。Anniversary Edition』(以下、『1AE』)はシリーズ第1作をリマスター化したもの。2018年にニンテンドースイッチ向けに配信されたタイトルが、今回PC(Steam)/PS5向けにさらなる改良を加えてリリースされます。

各地にお宝が眠るといわれる地下迷宮が存在し、お宝を求める「冒険者」が職業として確立、そしてその「冒険者」を育成するための「冒険者育成学園」も各地に点在する世界が『ととモノ。』シリーズの舞台です。プレイヤーは新興の冒険者育成学園「パルタクス学園」の新入生を作成してパーティを編成、各地の迷宮を探索していきます。

キャラクターメイキング(入学)は全10種の種族を選んで能力値にボーナスポイントを割り振り、善・中立・悪の性格から1つを選択し、全15種の学科(職業)を選択する、伝統的な3DダンジョンRPGを踏襲した方式です。性格や種族はパーティメンバー間の相性に関係し、メンバー間の相性が悪いとキャラクターの能力値が充分に発揮できません。特に、善と悪のメンバーの混成パーティは避けた方が無難です。

キャラクターメイキング画面に入り直すことで、伝統的なDRPGではお約束のボーナスポイントのリセマラももちろんできます。40ポイント以上のボーナスポイントを出すことで解放される実績もあるので、こだわる人は徹底的に粘ってみましょう(20ポイント以上はなかなか出ませんが……)。

一部の学科(職業)には必要能力値や性格制限が課されていますが、特に必要能力値の方は現状、ゲーム内で確認する方法がありません。ゲームタイトルで検索すれば必要能力値を一覧にした攻略サイトが出てくるので、そちらとにらめっこしながら理想のパーティ編成を考えるのも一興です。

新入生を入学させ、6人パーティを編成したら学園を一通り見回ってみましょう。学園の「図書室」でクエストを受注し、クエスト依頼人の元へ足を運んでクエストの詳細を聞き、各地の地下迷宮へ足を運んで依頼を達成するのが本作のゲーム進行の主な流れです。

各地の地下道(ダンジョン)には危険がいっぱいで、序盤からダメージ床・テレポートを多用したフロアが出現する可能性があるので、まったくの3Dダンジョン初心者にはやや厳しいものがあるかもしれません。学園の「購買部」や、ダンジョン間の中継点では隣接する地下道の「地図」を売っており、これを購入すると対象のダンジョンのオートマッピングが見られるようになります。使用後にごく稀ながら消滅することがあるので、複数購入しておくのが望ましいでしょう。

本作のダンジョンは入場時に構成がシャッフルされ、毎回異なる構造になるのが特徴です。但し各種ローグライクゲームのような完全にランダムのダンジョン……という訳ではなく、決まった構造のフロアがランダムに呼び出される……という形式です。各フロアは点対称の構造をしていて、左右の出入り口が次のフロアへ繋がるようになっています。

また、各フロアのどこかにある「マジックキー」を解放することで、出入り口間のショートカットが使用可能に。こうして各フロアを探索してショートカットを解放していくことで、以降のダンジョン探索は格段に楽になります。

どうしても「ランダム構造のダンジョンは嫌だ!」という人向けには、「ダンジョン内に1人でも待機メンバーがいるとダンジョンの構造が固定化される」という裏技があります。キャラクターは100人まで作れるので、各ダンジョンに人柱を1人置いても充分な余裕です。また、ゲーム内の要所要所でこのようなTipsが表示されるようになったのは『1AE』の地味な改善点の1つでしょう。

また、ゲーム中盤で訪れることとなる「マシュレニア学府」に各地のボスモンスターとの再戦ができる「闘技場」が追加されたのも『1AE』での大きな変更点の1つです。

本作では戦闘では決定ボタン+スティック下入力で通常攻撃連打の自動コマンド決定ができ、なおかつR1ボタンで戦闘の高速化もできるため、闘技場で1ターンで倒せるボスを選んで超高速なパワーレベリングができます。また本作のボス敵は最上位クラスの素材アイテムをドロップすることも多く、うまく使えば錬金素材には困らないほか、素材を売却してそのお金をパルタクスの保健室で募金することで経験値にも変換できるので、魔法系学科に転科して素材を売ったお金でメンバーに一通り呪文を覚えさせる……ということも容易にできます。

また、『1AE』では冒険の中盤で訪れることになる「ランツレート学院」に「更衣室」が追加されており、『3』までに登場した学校の制服やNPCの姿にキャラクターを着替えさせることができます。選んだ衣装によって能力値に補正がかかるので、キャラクターの性能をより特化する、あるいは気に入った衣装があるのであれば、「更衣室」を利用してみても良いでしょう。

スイッチ版からのさらなる強化も!

今回発売されるPC(Steam)/PS5向け『1AE』の新要素として、オートマッピング表示後、移動したい地点を選んでのオートパイロット機能が実装されています。これは他のフロアまで移動先に指定できる優れモノで、一度踏破したフロアであればダンジョンを一気に駆け抜けられます。回転床トラップも自動で回避してくれるのですが、何故かダークゾーンを挟むと機能しなくなる、『1AE』ではエネミーポイントがルート上にあるとその直前でオートパイロットが自動停止するといった点にはご注意を。

同様にPC(Steam)/PS5向け『1AE』の新要素で、「マプル(魔術師呪文Lv1、一定時間、地図のないダンジョンでもオートマッピングを開けるようにする)」を使うと探索画面にもミニ全体マップが表示されるという機能も追加されています。現在位置や未踏破領域が一目でわかるので、どうしても迷子になってしまうという人やマップ埋め作業をしたい人には便利です。

PC(Steam)向け『1AE』の設定項目として、FPSやアンチエイリアス設定も可能になっています。60fpsに設定すると見た目が滑らかになり、プレイ感覚が向上します。

何はともあれ、序盤のとっつき辛さこそあれど、レベルアップやレアアイテムのドロップによってキャラクターが強化され、少しずつ探索領域が広がっていくのが楽しい本作。本作から『ととモノ。』シリーズに入門してみようという方向けに、先輩の冒険者となる筆者からいくつかアドバイスを挙げておきます。

  • 後衛からも武器攻撃できると何かと便利。「ぱちんこ」「ぱちんこの弾」は後衛人数分だけ作って装備させて損はありません。普通の武器では1ダメージしか与えられない霊・精霊に対しての倍打付与を錬金で行っておけばなお万全です。

  • 錬金で光・闇属性を武器に付与するデメリット?ないよ。本シリーズでは光・闇属性の攻撃を軽減する手段はないので、とりあえず光・闇属性を錬金で武器に付与しておけばお手軽に与ダメージの増加が狙えます。それ以外の属性の武器への付与は相手の属性によってダメージ軽減の可能性、そして防具への属性付与は相手の属性によって被ダメージが増える可能性があるので、特定の属性のボス敵を狩る場合でもなければ付与の必要性は薄いです。

  • キャラクター間の相性が悪くても、「合体技」を撃ち続けていれば相性は上昇していきます。相性が上がると能力値補正が上昇するうえデメリットは一切ないので、合体技ゲージは満タンにならないよう使っていきましょう。

  • ダンジョン内ではごく稀にその時点の進行度では対抗が難しい強敵が現れることがあります。特別な表示や演出はないので、異様にレベルが低い見慣れない敵が紛れていたら注意しましょう。確実に敵の行動前に逃げられる合体技の「激走大逃亡」が使えるだけの合体技ゲージ(10)は常に確保しておいた方が良いかもしれません。

  • 本作ではどこでもセーブができるので、とにかくセーブ。不慮の事故はいつ起こるのかわかりません。ある程度ゲームが進んだらとにかくセーブ。(大事な事なので2回言いました)

今遊ぶとさすがに古さは感じるものの、伝統的なハックアンドスラッシュ系ゲームとしての面白さは『1AE』には健在です。この記事が本作の魅力を伝える一助になれば幸いです。

「ふんどし!」(日本語訳:「ブルマ」「切れたブルマ」はちゃんとドロップするしブルマ2個合成の「ふんどし」はクリアまで十分に通用する装備なので安心していいよ!)


ライター:ずんこ。

ライター/石の中にいたいブロガー ずんこ。

ダンジョンの間に挟まれたい系男子。某掲示板でRPGツクールに目覚めその進捗目的でブログを書き始めるも、いつの間にかDRPGが中心の内容に変わっていた。 DRPGと麻雀・ポーカーゲームと元ネタとの差別化が光るフォロワー系ゲームをこよなく愛する。サービス終了したアーケードゲーム『ポーカースタジアム』の公式大会優勝という凄いんだか凄くないんだかわからない肩書きも持つ。

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