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開発に12年以上の歳月をかけたにもかかわらず、完成することなく開発スタジオが閉鎖すると言う衝撃の結末を迎えたDuke Nukem Foreverですが、パブリッシャーのTake-Two Interactiveが、幾度と無く繰り返された延期が契約に違反しているとしてデベロッパーのApogee Ltd./3D Realmsを提訴しました。
Take-Twoは訴状で以下の様な主張を述べています。
「Take-Twoおよびゲームコミュニティーに対し"鋭意開発中"と言いながら、ApogeeはDuke Nukem Foreverの完成日を何度も遅らせました」Take-Twoは2000年に独占販売権を獲得し2007年にはまた別の契約を交わしたとの事で、裁判ではこの契約の内容が争点となりそうです。そういえばDuke Nukem Foreverが長い沈黙を破って動きを見せ始めたのも2007年に入ってからでしたね。
本作の独占販売権を1200万ドル(約11億円)という巨額を投じて獲得したTake-Two Interactiveにとって、待てども待てども開発が完了しないDuke Nukem Foreverは相当な負担となっていたのでしょう。
長年に渡って伝説を築き上げてきたDuke Nukem Foreverは今後も更なる伝説を生み出すのでしょうか……。そしてパブリッシャーTake-Two InteractiveとデベロッパーApogee Ltd./3D Realmsの争いの行方や如何に! これからの展開に注目が集まります。
(ソース: Bloomberg)
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