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PS3 Slimがいよいよ発売になり慌ただしい動きのHDゲーム機市場ですが、海外アナリストのMichael Pachter氏が、ライバルハードの新型機に対抗するマイクロソフトのハード戦略や今後の動きを分析しています。
Pachter氏はまず海外で発表されたエリートの値下げやスタンダードモデルの廃止について、ハードディスクの生産コストが下がり、60GBと120GBの価値が均等になりつつあるのが要因であると指摘。現在の本体製造コストが200ドル程度と予想すると、これまでエリートを1台売るたびにおよそ100ドルの利益を得ていたことになり、今回の値下げは理にかなったものだと話しています。
しかし、ハードディスクを同梱していないアーケードモデルについては、199ドルで販売しても僅かな損失が出ているため、今後も値下げされる見込みは薄いとのこと。
また、大容量HDDの市場価格が急速に下がり始めていることを例に上げ、マイクロソフトが今後もHDDの容量を拡張していくとPachter氏。2010年の終り頃には、あのNatalのカメラをセットにした500GBのモデルが300ドルのパッケージで登場すると信じているそうです。(ソース: Xbox Evolved via N4G)
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