
Take-Two InteractiveのCEOであるStrauss Zelnick氏はCredit Suisse 2012 Technology Conferenceのプレゼンテーションにて、同社傘下のRockstar Gamesが手がける『Grand Theft Auto(GTA)』シリーズが現在までに累計1億2500万本が出荷されている事を明らかにしました。
タイトルごとの詳細な内訳は不明なものの、GameSpotによれば2008年に発売された『Grand Theft Auto IV(GTA IV)』だけでも2500万本出荷されているのだそうです。ちなみに2011年9月時点でのシリーズ累計出荷数は1億1400万本でした。
Zelnick氏はシリーズの人気の秘訣を今年で50周年を迎えたボンド映画に例え、ボンド映画が2年ごとの決まった公開ではないように、『Grand Theft Auto』も同様のリリース・スケジュールでシリーズを“特別なもの”にしているとの事。
またZelnick氏は1年ごとに新作をリリースする『Call of Duty』ブランドの成功に言及。彼はActivisionのCEOであるRobert Kotick氏を賞賛しているものの、多数の開発チームが毎年“一級品”をリリースする必要があり、このビジネスモデルにはTake-Twoからすれば遠慮したいリスクをはらんでいると伝えています。
「毎年リリースされるIPは最終的に壁にぶつかる」と話すZelnick氏はその証明として『Call of Duty: Black Ops 2』が『Call of Duty: Modern Warfare 3』に比べて低調な出だしであった事を挙げ、毎年新作をリリースし永続的な知的財産を作るのは、スポーツタイトルを除いて難しい事であると語っています。
毎回1つのタイトルに時間をかけ、前作を超える作品を作り続けているRockstar Games。既にGame of The Year候補とも言われるシリーズ最新作『Grand Theft Auto V』は2013年春に発売予定です。
(ソース: GameSpot, イメージ: deviantART *PatrickBrown)
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