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007とジェイソン・ボーンを合わせたようなBioWareの幻のスパイテーマRPG“Agent”

RPGジャンルにて『Dragon Age』や『Mass Effect』シリーズといった巨大フランチャイズを有するBioWareですが、同スタジオが2009年頃にスパイを題材にした新規IP“Agent”を製作していたという情報を、BioWareに在籍していたTrent Oster氏が明らかにしました

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『Dragon Age』や『Mass Effect』シリーズといったRPGジャンルにおける巨大フランチャイズを有するBioWareですが、そんな同スタジオが過去に計画していたという幻の新規IP“Agent”(Rockstarの『Agent』とは異なる)なるプロジェクトの情報が、過去にBioWareに在籍し現在はBeadogmを率いるTrent Oster氏より明らかにされています。

Oster氏が海外サイトEurogamerに語ったところによれば、“Agent”はスパイを題材とした新規RPGとして2009年頃に計画され、『007』のジェームス・ボンドと、『ボーン』シリーズのジェイソン・ボーンの要素を掛けあわせたような作品が想定されていたそうです。コンセプト段階では、ジェームズ・ボンドに関しては紳士的な秘密諜報員としての面がフォーカスされていたとのこと。

Trent Oster氏「コンセプトでは『ゴールデンアイ』のもう一方の面をやろうとしていた。ジェームズ・ボンドはただ世界中を歩きまわり人々を撃つ銃では無いというアイディアだ。彼は物腰柔らかい操縦者で、才能溢れる格闘家で、シークレットエージェント。我々は007とジェイソン・ボーンを組み合わせたくて、幾つかの方法で彼を変化させていったよ。貴方が何も知らなくても、彼は間違いなく危険な男だ(※1)」
※1: 『ボーン』シリーズの主人公は記憶を失った元CIA暗殺者であり、そのことを変化させた要素の1つとして指していると思われる

“Agent”ではゲーム内の演技面(デジタル演技)を特にプッシュし、高いドラマ性や強烈なソーンを用意したかったとOster氏。そういったシーンの例、また『ボーン』シリーズを取り入れるきっかけの1つとして、同氏は第2段映画『ボーン・スプレマシー』に登場した、ジェイソン・ボーンが男の首を首を本で締め付けるシーンを挙げています。


スパイテーマRPGプロジェクト“Agent”。どのようなゲーム内容となったのか非常に気になるところですが、残念ながらコンセプト段階でパブリッシャーであるElectronic Artsの興味はひけず、キャンセルになったとのことです。
(ソース: Eurogamer)

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