今作では雪景色や華やかな装飾が見られるクリスマス・イブのゴッサムが舞台となり、ブラックマスクを筆頭にペンギンやデスストロークといったヴィラン達が登場。前日譚という立ち位置で開発のWB MontrealはRocksteadyの前2作とは異なる独自の領域を描きだせると感じていることが確認でき、従来のシステムを受け継ぎつつもより新鮮な新作『Batman』が生み出されることが示されています。
- ストーリーに関するディテール
- 『Batman: Arkham Origins』の舞台は前2作から数年前のクリスマスイブ
- 今作のスーパーヴィランであるブラックマスクを筆頭にペンギンやデスストロークなどDC Comicsから一流の暗殺者やヴィランが登場
- ギャングの帝王ブラックマスクがバットマンの首に賞金をかけ、犯罪行為を扇動することになる
- これに合わせ警官たちも登場しバットマンの追跡に加わる
- バットマンはなぜブラックマスクが自身の死を望むのかを解明し、自身がGDCP側(ゴッサム警察)の存在であることを証明しなければならない
- バットマンはブラックマクスの目的を知るためペンギンから情報を得ようとする。ペンギンは古い船Final Offerの内部にて、拘束したアルベルト・ファルコーネに武器ビジネスから手を引くよう要求している
- 恐らく今作でもバットマンの執事アルフレッドが登場し、彼の苦境に気づいて様々なガジェットを提供する
- 若きバットマンは前2作ほど経験豊かなヒーローでは無く、荒削りで的外れ。例えば尋問する相手を昏睡させてしまったりする
- Batman: Year OneやLegends of the Dark Kngihtにインスパイアされている
- BBCの『シャーロック』シリーズにインスピレーションを受けており、捜査できる環境の範囲でストーリーを伝えたいと開発側は感じている
- 新たなガジェット“リモートクロー”
- 『Just Cause 2』のグラップラーのような新リモートクローが登場
- 2つのオブジェクトをターゲットにして放ち、着弾した両地点のあいだにロープを張り付けてまとめることが出来る
- 敵同士を打ち付けたり、重いオブジェクトを引き落としたり、高所からオブジェクトや人物を釣り上げることが可能
- 例: 爆発バレルを高所から吊り上げ、ソニック・バッドラング(音波が出る投げ武器)で敵をひきつけ、通常のバットラングでロープを切り、爆発バレルを頭上から叩き落とす
- ゲームの舞台とファストトラベルに関するディテール
- ゲームの舞台はOld Gotham(後に刑務所化する地域)と橋を渡った先にあるNew Gothamに別れる。New Gothamには高所得者が住んでおり超高層ビルが立ち並ぶ
- ワールドサイズは『Batman: Arkham City』の2倍
- バットウィング(航空機)は直接操作することは出来ないが、ペンギンへ会うために北東海岸へと向かう際など、物語に沿ったシークエンスやファストトラベルの手段としても利用される
- プレイヤーはハックされたネットワークタワーを破壊することが可能。ネットワークタワーの破壊には飛行、パズルの解明、戦闘などバットマンの全てのスキルが必要となる
- タワーはジャミング信号を放っており、破壊することでバットウィングによるその地域へのファストトラベルを利用できるようになる。ネットワークタワーはマップ上の重要地点を示すバットマンのセンサーも阻害する
- その他のディテール
- 戦闘システムは従来のフリーフローが採用されているが、新規要素や状況、戦略が用意。新敵も登場し新たなアクションが要求される
- プレデターモードやディテクティブモードは健在
- ディテクティブモードで証拠を集め、洞窟内のバットコンピューターにてシミュレーションを実行し、スローモーションや一時停止などで手掛かりを探る
- “Crime in Progress”と呼ばれる動的なイベントが存在。 例えば殺し屋達から警官たちを救出したり、屋上から突き落とされそうになっている密告屋を救出するなどすることで、バットマンの評判に影響を与える
- 大部分の“Wanted System”はコアストーリーから外れた新たなヴィランの物語に展開する
- “Dark Kngiht System”は段階的に難易度が上昇する。チュートリアルでは無いが、プレイヤーが戦闘やステルスについて訓練する際に役立つ。チャレンジを完了すればXPやアップグレードが得られる(ただし従来のチャレンジモードを置き換えたものでは無い)
- サイドクエストでは経験値やアップグレードが入手可能なほか、GCPD(ゴッサムシティ警察)の理解やバットマンへの評価を得ることができる
- 開発体制に関するディテール
- Wii U版『Batman: Arkham City』の移植により開発チームはUnreal Engine 3には精通している
- またUnreal Engine 3はRockstedyによるカスタム仕様のものが提供されている
- 他にもRockstedyは技術やエンジンに関して助言を行なっているが、ストーリーに関しては完全にWB Montrealがハンドルを握っている
- 開発を指揮するEric Holmes氏は『The Incredible Hulk: Ultimate Destruction』や『Prototype』などのオープンワールドゲームでリードデザイナーを担当し、IDW版トランスフォーマーのミニシリーズ“Transformers: Megatron Origin”で脚本を手掛けた
- 若きバットマンは新鮮なキャラクター、新鮮なアイディア、バットマンと他キャラクターの新生な関係、新鮮なワールドを開発にもたらす
- Rockstedyが将来的にArkhamの続編を開発することを考えた場合、前日譚という手法であればWarner Bros. Games Montrealは独自の領域を描くことができると考えている(ただし現在Rockstedyが新作を開発しているかに関しては完全に伏せられている)
- 開発チームはブラックマスクが主要なヴィランでは無いことを理解している
海外サイトGaming Everythingでは、Game Informer誌に掲載されていたスクリーンショットも登場しています。
(ソース: Gaming Everything , CVG)
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