カプコンスタジオバンクーバーが手掛けるゾンビアクションシリーズ最新作、『デッドライジング3』(Dead Rising 3)のシアタープレゼンテーションがカプコンブースとマイクロソフトブースで行われています。
プレゼンテーションの中で、カプコンスタジオバンクーバーのエグゼクティブプロデューサーJosh Bridge氏は「『デッドライジング3』はこのスタジオにとって過去最大のプロジェクト」であるとコメント。Xbox One独占供給と発表された本作に対する力の入りようを語りました。
前作・前々作が比較的狭い範囲を舞台としていたのに対して、本作の最大の特徴は広大なオープンワールドが舞台になったこと。街には高層ビルが立ち並ぶ中心市街から、チャイナタウンがある準郊外、倉庫が立ち並ぶ郊外まで様々な顔があり、大きく4〜5程度のエリアに大別されるようです。街全体がゾンビで埋め尽くされていて、大群を血で洗いながら物語を進めていきます。
主人公ニックの過去は明かされていないものの、プレゼンテーションでは「メカに強い」と表現され、前作までのように至るところに落ちている武器となり得る道具を合成(武器のレシピ)して、より強力な武器に仕上げる能力を持ちます。銃と懐中電灯を組み合わせて、暗部でも安心なタクティカルガンを作ったり、前作までのようにバラエティに飛んだゾンビ討伐が楽しめそうです。
オープンワールドということで「車は重要な体験となる」(Bridge氏)とのこと。プレゼンテーションでは、車に乗ってゾンビを豪快に轢き殺す様子が紹介されました。墓場で墓石を破壊しながら(親父ギャグではありません)ゾンビを血に染めていくというような罰当たりなプレイも見られました。轢くことでゾンビは脆く引き裂けていきますが、時には窓に捕まって車内に入り込もうとするゾンビもいるようです。車は乗用車以外にも、スポーツカー、昇降リフト、バイクなど種類も豊富です。
広大な世界ですが、プレゼンテーション中にロードは一切なく、「完全にシームレスを実現している」との説明がありました。また、高台に登って周囲を一周すれば、数百体のゾンビをズラリと見ることができます。処理の厳しさを垣間見ることもなく、Bridge氏もXbox Oneの性能の高さで実現できたゲームだと強調していました。
前作までと同様にコスチュームのカスタマイズは楽しみの一つ。ニックは街中にある様々な衣装を借りて進んでいきます。一度着た衣装はクローゼットからいつでも選択可能になるようです。
成長要素としては一定のゾンビを倒すとレベルアップがあり、それによってポイントを獲得。ポイントは体力、攻撃力、、、など幾つかの項目に振り分けていくことができ、それによってニックを好みのキャラクターに育てていくことができます。
「Xbox SmartGlass」にも対応。タブレット端末と連携することで、救援を求めることができます。タブレットから現在位置をタッチすると、上空の見方からミサイルを打ち込んでゾンビを一掃するような事も可能。使用しない場合は、地図代わりになります。
11月の本体発売に合わせて発売される『デッドライジング3』。今の段階でかなり完成が近い印象でした。オープンワールドという変化はあるものの、ゾンビのわらわら感と爽快な血しぶきは変わらず、独特のテンションで楽しめる作品になりそうです。
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