Windows/Mac/Linux向け2Dプラットフォーマー+ローグライクゲーム『Pixel Piracy』のアルファバージョンがDesuraから1546円で販売されている......のですが、なんとデベロッパーのInFluxより公認の海賊版(?)が配布開始。その異常な宣伝戦略が話題になっています。

開発者は「勝手に違法アップロードをされるくらいなら、公式で海賊版をリリースすればみんなにとってウイルスの危険性もないし安全だ」と宣言していますが、「海賊版のオフィシャルリリース」とはほとんど言葉遊びのよう。ゲーム内容も海賊をテーマにしたものなので、ある意味では完璧なコンセプトデザインとも言えます。

デベロッパーが公式でゲームのコピーファイルを配布してしまうキャンペーンは今まででもいくつかあり、『Anodyne』や『McPixel』、『Hotline Miami』などが例に挙げられます。違法ダウンロードの横行やDRMフリーでの販売など、データ販売ならではのコピー問題は至るところで波紋を呼んでいますが、これらのような作品がゲーム業界全体にどのような影響を与えることになるのか見守っていきたいところです。
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