長らく続報が途絶えていたものの年内に入りついに同梱版の発売も発表されたPS Vita版『Borderlands 2』ですが、現在開催中のゲーム開発者向けカンファレンスGDC 2014にて展示されているプレイアブルデモの直撮り映像が海外メディアAtomixVGより到着しています。
一見問題無く挙動しているように見えるPS Vita版『Borderlands 2』ですが、大手海外メディアIGNでは「Vitaの『Borderlands 2』: 荒削り」と題したプレビュー記事を公開。5分間のプレイセッションの中で2つのエリアを探索し敵を倒したものの、PS VitaがPS3ほどパワフルでは無いという点を考慮した上で、『Borderlands 2』が上手く動作していないことに失望しており、移植を担当するソニーとIron Galaxyを助けることは出来ないが、最適化を進めているのかどうか知りたいと記しました。
具体的には「ゲームの動作は緩慢で、平均以下のフレームレートに引き止められ、画面上に大量のアクションが発生していない時でさえ1秒か2秒のフリーズを何度も起こした」とIGNの記者はコメント。このパフォーマンス問題が容易に気づくレベルのものであり、プレイ中に遭遇しなかったような過度のアクションが起きるシーンではよりパフォーマンスは下がるだろうと予想しています。
またIGNの記者がさらにパフォーマンス以上の最大の問題点として指摘したのがPS Vita版の操作性システム。R2/L2およびR3/L3が搭載されていないPS Vita版『Borderlands 2』では、L/Rボタンがエイミングと射撃ボタンに変更されており、前面の4種のボタンにリロードやジャンプが配置。一方でスペシャルスキルがタッチスクリーンの左サイド、グレネード投下が右サイド、ダッシュが背面タッチパッドの左サイド、近接攻撃が右サイドとなっており、「Vitaの背面にそれとなく触れていない時でさえ、キャラクターはいつもナイフを振っていた」とIGNの記者は報告しています。
2012年にリリースされ前作以上に高い評価を獲得したGearbox Softwareの『Borderlands 2』。果たして今回のプレイアブルデモのみの不具合なのかは不明ながら、発売前のプレビューで海外メディアがここまで問題点を指摘することは多い事例とは言えず、Iron Galaxyには更なる最適化が望まれるところです。
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