PlayStation 4やXbox Oneなど、コンソール機が高い関税により非常に高額となっているブラジル。PS4が約18万円だったり、PS3が約9万円(ローンチ時、現在は約5万円)だったりと手を出すには敷居が高いものとなっています。そんなブラジルで今、Free-to-Play市場が急成長を遂げています。
これは海外メディアGameIndustry Internationalの報告により明らかになったもので、2013年のブラジルにおけるゲーマー人口は5150万人。そのうち1720万人(ゲーマー人口の約33%)がF2PのPCゲームを遊んでいるとのこと。F2Pユーザーの7%にあたる340万人がプレミアムメンバーシップに加入しており、ゲーム内アイテムなどを購入しているユーザーは11%の550万人となっています。
前年比で見るとユーザー数は約20%増加しており、その背景には経済成長による世帯収入の増加、それに伴うPC所有率の上昇とブロードバンド環境の普及、高価なコンソール機の価格などがあると思われます。ブラジルのF2P市場規模は4.7億ドル(約482億円)と報告されており、そのほとんどはゲーム内アイテムの購入によって形成されているようです。
ブラジル国内の特殊な事情があるとはいえ、4.7億ドルまで成長したブラジルF2P市場。世界のゲーム市場におけるF2Pビジネスモデルの未来を示しているかもしれません。
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