海外の職人が手間ひま込めて作ったものから3Dプリンターで作成されたiPhone装着型など、ファンにより多種多様なレプリカが製造されてきた『Fallout』でお馴染みのデバイス「Pip-Boy」。海外にて新たに各種センサーを搭載しまくった新「Pip-Boy」を作った開発者が登場しました。
これはNASAにより毎年開催されているグローバルコンペティションSpace Apps Challengeのウェアラブル部門へと送リ出すため、Team Renoが開発中のハードウェアおよびアプリ。3Dプリンターで生み出されたハードウェアのデザインはまだ試作段階といったところながらも、各種センサーや機能を搭載しており中身はかなり充実しています。
デバイス上で動作するアプリは温度や湿度に始まり、血圧検知からマッピングおよびガイガーカウンターも搭載。さらにWeb HQへとデータをリアルタイムで送信する機能を備えてます。『Fallout』に登場する終末世界さながらの危険な環境へ調査に向かう際には、様々な各種センサーが装着者に役立つ情報を提供し、さらに作戦本部へとその状況をリアルタイムで伝えてくれるというわけです。もちろん『Fallout』のファンであれば、さらにそのインターフェースをいじくり回し存分に楽しむこともできるでしょう。
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Team Renoに参加しているデベロッパーらはColin Loretz氏、Ashley Hennefer氏、Andrew Warren氏、Christopher Baker氏、Ben Hammel氏の5人。いつの日か人類が終末世界に遭遇してしまうようなことがあれば、彼らの「Pip-Boy」が『Fallout』さながらに活躍している時代が来るやもしれません。