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VRデバイスの開発が進む昨今のゲーム業界。新技術の体験に興味はあるが、高価な開発キットには手が出せないという人に朗報です。Googleが、ダンボールとスマートフォンを使った安価なVRヘッドセットの作り方を公開しています。
1. ダンボール×1
大きさ22cm×56cm、厚さ1.5mm以上のもの
Eフルートのダンボール推奨
2. レンズ×2
焦点距離40mmのもの
両凸レンズ推奨(端での歪みを避けるため)
3. マグネット×2
ネオジムのリングマグネット×1
セラミックディスクマグネット×1
4. 面ファスナー×2
約20mm×30mmのもの
5. 輪ゴム
8cm以上のもの
スマートフォンの固定に使用
6. NFCタグ(オプション)
URL: cardboard://v1.0.0とプログラム
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ハードウェアの製作には上記の材料の他に、定規、接着剤、ハサミ、もしくはエグザクトナイフかレーザーカッターが必要。作り方の詳細は、Google Developersのサイトで確認できます。また、スマートフォンで使用する自作ソフトウェア用に、VRツールキットとチュートリアル、ドキュメントが提供されています。SDKはまだ実験段階ですが、ユーザーのフィードバックに応じてバージョンを更新していくとのこと。
FAQでは、プロジェクトの経緯や、オプションであるNFCタグを使用する理由、ピザの箱でも大丈夫かといった様々な質問に回答。ユーザーによる多様なデザインのVRヘッドセットやオリジナルソフトウェアが登場することが期待されます。今年の夏休み、お子様の自由研究に自作VRヘッドセットはいかがでしょうか。