- 見た感じゴージャス過ぎて本気でぶったまげた。どこからどんな角度で見渡しても、無秩序に広がる荒廃した町並みは仔細にいたるまで鮮明に作りこまれている。さらに照明効果によって、この惨状が実際に起こり得ると感じさせるようなひどい現実感を生み出している。
●Hobby Consolas: 88/100
●IGN: 85/100
- ストーリーは凡作だとしても、スピード感満載のパルクールと身の毛もよだつようなゾンビの虐殺が『Dying Light』をド派手に輝かせている。
- ウキウキするような未踏の探検
- やりがいたっぷりの大虐殺
- 夢中にさせてくれるサイドクエスト
- 普通すぎるストーリー
- 不安定なマッチング
良い点
悪い点
●Game Informer: 85/100
●GamesVillage.it: 85/100
●PlayStation LifeStyle: 85/100
●Power Unlimited: 83/100
●LaPS4: 82/100
●Canadian Online Gamers: 82/100
●DarkStation: 80/100
●Worth Playing: 80/100
●Digitally Downloaded: 80/100
●Playstation Universe: 80/100
●Eurogamer Italy: 80/100
●Push Square: 80/100
●Twinfinite: 80/100
●Gamer.nl: 75/100
●XGN: 75/100
●JeuxActu: 75/100
●PSX Extreme: 73/100
●Eurogamer Poland: 70/100
●GamingTrend: 70/100
- Techlandの『Dead Island』開発チーム総動員の新作ということで期待は高かった。いい意味でね。楽しいゲームシステム作りのノウハウを有した才能あふれる集団であることは間違いない。しかし『Dying Light』においては、イライラするクライミングのせいでフリーランという素晴らしいメカニックの影が時折薄れがちになってしまう。『Dead Island』と『Dying Light』のアイデアを調和させて一つの良作にする必要があるように感じさせる。本作には建物から建物に滑空する瞬間のような実に気持ちのいいところもあるが、滑り終わったら一気に楽しくなくなってしまう。
- フリーランは実に愉快
- サイドミッションは実に愉快
- 街のデザインが非常に凝っている
- クライミングを強制させられるミッションがイライラする
- 夜間パートではイカしたムーヴも興ざめ
- ストーリーがありきたり
良い点
悪い点
●Gaming Nexus: 70/100
●GameSpot: 70/100
- 最も親愛なる『Dying Light』よ、そなたはありがたいほど特別だ。お前を地獄へ叩き落とす準備万端という時でさえ輝いているのだからな。
- パルクールと未踏の地への探検がぶっ飛んでる
- 昼夜のサイクルが緊張感をはっきりさせてくれる
- 協力プレイと対戦プレイがゲーム進行にスパイスをきかせている
- つまらないかイラつく、もしくは単に出来が悪いミッションが多すぎる
良い点
悪い点
●Atomix: 70/100
●Hardcore Gamer: 70/100
●InsideGamer.nl: 68/100
●GameTrailers: 68/100
●NZGamer: 65/100
●EGM: 60/100
●Game Revolution: 60/100
●Post Arcade (National Post): 55/100
●Metro GameCentral: 50/100
●The Jimquisition: 50/100
- 『Dying Light』は一般ウケを狙うがあまり、あらゆるゲームの寄せ集め状態だ。その努力を独創性に向けさえしていたら、今頃は最高のホラーゲームができあがっていただろう。実際はそびえ立つ量産品の山へ投げ込まれる器用貧乏な金太郎飴が1つ増えただけだ。
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1月27日に海外でリリースされたTechland開発のPS4/Xbox One/PC向けサバイバルホラーアクション、『Dying Light(邦題:ダイイングライト)』の海外レビューまとめをお届けします。PS4向けに集計した平均スコアは記事執筆時点で73点。レビュー数はPS4版が34件、Xbox One版が15件、PC版が26件です。94点を付けたCheat Code Centralをはじめ、およそ半数のメディアが75点以上のハイスコアを付ける一方で、60点代や50点代の辛口評価も目立ちます。
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特筆すべき評価点は、スピード感あふれるパルクールアクションとゲームプレイの緊張感にメリハリをつけてくれる昼夜サイクル。昼間はポストアポカリプティックな荒廃感がふんだんに散りばめられた街を縦横無尽に闊歩しながらゾンビを大虐殺する爽快感を、夜間は凶暴化する敵の脅威と移動力を削ぐ暗闇に怯える緊張感を味わえます。ストーリーに組み込まれたCo-opプレイや対戦モードもマンネリ防止のスパイスとして評価されています。
一方で、不評だったのが些か面白みに欠けるストーリーラインとプレイヤーをイライラさせるクライミング部分。GamingTrendは開発チームの実績や才能を高く評価する傍ら、フラストレーションの原因になるクライミングがフリーランという持ち味を妨げる要因になっていると説明しています。くわえて、夜間の緊張感は賛否両論で、ぶっ飛ぶようなイカしたパルクールモーションが興ざめしてしまうとの意見も。
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さらに、特徴的なのがThe Escapistの元編集者でDestructoidのレビュアー経験もあるフリーのゲームジャーナリスト、Jim Sterling氏の言葉。本作を万人ウケを狙ったいいとこ取りの寄せ集めと一刀両断。星の数ほどある器用貧乏な金太郎飴であるとバッサリ斬り捨てる一方で、努力の方向性を誤っていなければ傑作ができていたという言葉からは、内心デベロッパーの開発力を信頼するツンデレ要素が垣間見えます。