プレイヤーキャラが何度も死んでリトライさせられる、いわゆる「死にゲー」というジャンル。とてつもなく難易度が高いもの、寸分の狂いも許されない精密な操作を要求されるもの、何の前触れも無く死に追いやられるものなど、「死にゲー」の種類は様々ですが、クリアできた時の達成感や気持ち良さは格別です。
今回は、そんな「死にゲー」に属する注目のPC用アクションゲーム『Wings of Vi』をご紹介。インディーデベロッパーGrynsoftが開発する本作は、『I Wanna Be The Guy』や『洞窟物語』、古くは『ロックマン』や『魔界村』シリーズにインスパイアされています。
プレイヤーは、巨乳で可愛い主人公の天使「Vi」を操作し、囚われの身から解放されてしまった魔王「Joh’oul」から世界を救うために行動します。
眠っている主人公Vi
捕らわれている魔王Joh'oul
基本操作は至ってシンプルで、キーボードなら矢印キーで移動、Zでジャンプ、Xで攻撃。ストーリーを進めていくと追加の能力が手に入り、ダブルジャンプや↓＋Cでスライディングなど、新たなアクションが要求されるようになりますが、その都度覚えていけば問題ありません。
ゲームの初めにチュートリアルがあり、そこでViと同じ天使の「Rubi」とレースを行えるので、しっかり練習してから本編に入る事をおすすめします。しかし、いくら練習しても難しいステージ構成を前に多くのリトライを余儀なくされるでしょう。
ピンク髪のRubiからは色気も感じられる
落下中にもジャンプができるので、ジャンプを使うタイミングが重要
本作には「Angel Mode」「Mortal Mode」「Demon Mode」という3種類の難易度があり、それぞれ敵の強さが変わったり、セーブポイントの量が変化したりします。その他にも「Modifier」と呼ばれるゲームのルールを変更する設定もあるので、やり込み派のプレイヤーは必見。
- Hellspawn Viの体力が通常の400%になるが、死んだら最初からやり直しとなる。
- Doomed Viが1撃で即死するようになる。
- Purified 全ての武器が最初からアンロックされた状態でスタートする。
- Turbo ゲームスピードが125%になる。
- Boss Rush 全てのボスと戦う。戦う順番は自分で自由に選択できる。
Enterキーでメニューを開くとキャラクターがカスタマイズできます。初めは全てロックされている状態で何も変える事はできませんが、ストーリーを進める、ステージ上に隠された宝箱を見つける事でアンロックされていきます。ネコミミやリボンを装着するだけで可愛さがアップするので探してみてはいかがでしょうか。
その他にも、クリアタイムのランキングを見る事ができ、どれくらいのプレイヤーがゲームをクリアしたかが分かるようになっています。最高難易度「Demon Mode」のクリア回数が執筆時点で34回しかないという事にも注目。挫折者が多いのか、そもそもDemon Modeの挑戦者が少ないのか……。いずれにせよ、とてつもない難度である事は間違いなしです。
『Wings of Vi』はSteamとHumle Storeで配信中、価格は約1,480円とお手頃。2Dアクションゲームファンはもちろん、「ぬるゲー」に満足できないゲーマーは、今こそ挑戦してみてはいかがでしょうか。
Game*Sparkの生放送実況番組「げむすぱ放送部」でも、近々本作をプレイする予定ですので、お楽しみに！
