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Naughty Dogが手がける『アンチャーテッド』シリーズの最新作として、2016年春に発売予定の『アンチャーテッド 海賊王と最後の秘宝』(Uncharted 4: A Thief's End)。同スタジオ初のPS4専用タイトルという事で前作から様々な進化が期待されていますが、作家のJosh Scherr氏とリードデザイナーのRicky Cambier氏がフェイシャルアニメーションの進化について語りました。
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Naughty Dogはフェイシャルアニメーションシステムを刷新、詳細かつ柔軟な表現を可能にしており、例えば主人公のネイトが崖を登る際にカメラを顔に近づければ、力を入れた険しい表情が確認できるとの事。
細かく言えば、シリーズ過去作品や『The Last of Us』では、各キャラクターが90から100のボーン(顔のメッシュを変形させるための骨)を持っていたのに対し、今作ではその倍以上である300から500のボーンを持っているそうです。
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また、以前はメモリ節約のために一部アニメーションを毎秒10~15フレームでサンプリングし、プログラムで30フレームに補間して使用していましたが、現在は毎秒30フレームでサンプリングする余裕があると話しています。
忠実度と更なる詳細でキャラクターの言葉に共感でき、今まで以上に物語を伝える事ができる本作のフェイシャルアニメーションシステム。Naughty Dogは単なる“驚異的な技術”としてではなく、自然に感じ取ってほしいと語っています。