●Hobby Consolas: 79/100
- ゲームプレイ自体は時代遅れで技術的な問題も抱えているものの、『Devil's Third』は面白いし、オンラインマルチプレイモードも優れている。
●Meristation: 55/100
●FNintendo: 50/100
●Eurogamer Italy: 40/100
●Lazygamer: 40/100
●IGN: 35/100
- 『Devil’s Third』は皮肉的な試みであり、本音ではゲームを憎んでいる人々の為に開発されたように感じた。良いアイデアは辛うじて埋め込まれているものの、完成に至るものは一つもない。10年前の企画書から生まれたゲームのように思える箇所は1つだけではないし、シンプルな暴力性へのニヒルな依存が、切り取られた四肢と共にその事実を補強している。
- 良い点
- 意図的なものか否か定かではないが、たまに面白くなる
- マルチプレイモードはコミカルかつ独創的
- 不格好でイライラするアクション
- 沢山のバグが残っており、笑えるものや腹立たしいものもある
- フルプライスゲームにFree-to-Playゲームの要素が組み込まれている
- 完全にバカバカしい主人公
悪い点
●Digital Spy: 20/100
- 『Devil's Third 』はWii U向けに企画されたものでないことは火を見るより明らか。完全な場違いのように思える。『Devil's Third』が活かしているWii Uの要素がGamePadの貧弱なバッテリー寿命だけ、というのはまさにお似合い。なぜなら、それはゲームを止める口実になるから。
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板垣伴信氏率いるヴァルハラゲームスタジオ開発の新作シューティングアクション『Devil's Third(デビルズサード)』の海外レビューをお届けしました。平均スコアは41点。20点から79点と点数が分かれており、22件のレビューのうち12件が40点以下の評価を与えています。
暴力的な演出については「10年前のよう」といったコメントも見られ、Wii U向けにリリースされた作品でありながら、プラットフォームに相応しい作品ではないとの厳しいコメントも。さらに「笑える」などと皮肉交じりに指摘されるバグや技術的問題への不満の声も寄せられていました。
その一方で、Metacriticユーザーレビューでは70件のレビューのうち39件が「高評価」、3件が「賛否両論」、そして残る28件が「低評価」。平均ユーザースコアは5.9点(10点満点)と、メディアレビューと比べると好評の声が目立っています。高評価レビューではアクション性や爽快感について言及されており、『Duke Nukem Forever』やオールドスクールなアクションゲームと比較した上での好意的な感想も届いていました。
また、これらのレビューを受けたクリエイター板垣伴信氏はFacebookで海外ユーザー向けにメッセージを届けています。「残念ながら欧州での評価はとても酷いものでした」と語りながら、レビュー自体は建設的であり公正なものであるとコメント。しかし、「多くのレビュアー達は閉ざされた環境下でのゲームプレイを楽しんでいるように見える」とも指摘しています。板垣氏曰く、同作オンラインモードは「たくさんの人々と一緒に楽しめるようデザインした」とのこと。レビュアー達はこのようなゲーム要素を見過ごして適切に評価する機会を与えなかったのではと述べいます。板垣氏はユーザーフィードバックを尊重している姿勢を示しながら、自身の価値観を以ってゲームを楽しんで欲しいと伝えています。
『Devil's Third(デビルズサード)』は、北米では2015年Q4に発売予定。欧州では8月28日、国内では8月4日より発売されています。