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Oculus Riftの予約受付がスタートし、HTC ViveのやPlayStation VRも後に控えるVRデバイス。ゲーム開発者向け会議Game Developers Conference(GDC)が、ゲーム業界動向の調査結果を公開し、VR分野に対する興味深い報告をしています。
調査は2000以上のゲームデベロッパーを対象に行われたもの。報告によるとVR対応タイトルを開発中のデベロッパーは前年の7%から16%へと倍増しているとのこと。また、将来的にVRに取り組む予定であるデベロッパーも前年の6%から15%へと上昇しており、VR分野への可能性が感じられます。
プラットフォーム別の開発中タイトルでは、PCが前年の56%から52%、モバイルタイトルが前年の50%から44%とダウンしているものの勢いを維持。一方、コンソールタイトルでは、PS4が26%から27%、Xbox Oneが22%から23%へと微増しています。また、任天堂プラットフォームにおいては、Wii Uが6%から5%、3DSが3%から2%と微減しています。
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VRの将来性についての調査では回答者の75%が「長期的に持続可能なビジネスである」と回答。しかし、デバイスの普及については回答者の27%が米国においてゲーム機の普及率を超えることは無いと述べたとのこと。また、ゲーム機の普及率を超えると予想した回答では、2018年までに超えるとする予想が1%、2026年までに起こる予想が44%、2030年までが54%となっています。
昨今急激な成長を遂げるe-Sportsに対する調査では、回答者の88%が「長期的に持続可能なビジネスである」と回答。昨年の79%から8%上昇しており、注目度が更に上昇していることがうかがえます。
全体的に見て既存の分野に関しての興味を維持しつつ、VRやe-Sportsなどの新たな分野への関心が高まっている報告となっています。VR新時代の幕開けとなるのか、今後の動向には更なる注目が寄せれることとなりそうです。