
- “『GTA V』『Fallout 4』『The Witcher 3』など大型PCタイトルの登場もあり、ますます盛んになっているModカルチャー。日々Modユーザーが新たな作品を投稿しており、膨大な種類が存在します。そこで、Game*Spark編集部スタッフが、「スゴイ!」と感じたModを毎週1つピックアップしてご紹介していきます。”
編集部がスゴイ!と思ったModを週1本紹介する連載「このModがスゴイ」。第3回となる今回は、Bethesdaの人気作『Fallout 3』にクエストを加えるMod「Cube Experimental」を紹介します。
■概要

SureAIが制作したこの「Cube Experimental」はVincenzo Natali監督のスリラー映画「CUBE(キューブ)」をテーマにしたロケーションとクエストを追加するMod。映画のように複数の登場人物が登場するわけではありませんが、原作さながらの謎解きや凶悪なトラップの数々がプレイヤーを待ち受けます。目的はただ1つ、生きてここを脱出することです。

本Modは、テンペニータワーの北西に位置する廃屋からスタート可能。コンパニオンを連れていけないうえ、"キューブ"に入れられてしまったあとはPip-boyが使用不可、1人称視点固定、アイテム没収という制限がかけられます。また、一度入ってしまえば、脱出するまで外に出られないので、入る前にセーブしておくのがベター。序盤の基本は、上下左右前後のいずれかのドアを開けて進んでいきます。ただし、問答無用即死トラップが仕掛けてある場合もあるので、こまめにメモ&セーブをしながら進めていきましょう。
■いつの間にか"キューブ"の面白さに惑わされる?!

キューブ内での探索は序盤こそ似たような風景が続きますが、進めていけば複数のロケーションが登場するので、単純ではない謎解きが楽しめます。また、個人的に勧めたいポイントとして、演出力の高さが挙げられるでしょう。随所に挿入されるシーンは、公式のDLCクオリティと言って差し支えなく、筆者はオープニングシーンの時点でグッと引き込まれました。
- Cube Experimentalの特徴(Modページより)
- 苦しい作業を要する13の巨大なレベル
- 2時間以上のゲームプレイ
- 新規サウンドトラック
- プロフェッショナルなボイスアクト
- 混乱させる時間

いつの間にか面白さという"キューブ"に閉じ込められてしまうこと間違い無しな「Cube Experimental」。設定やギミックが少々ロアフレンドリーではないので、世界観を崩したくない!というユーザーは見送ったほうが賢明かもしれません。しかし、戦闘がほぼ無いので、銃撃戦が苦手な人でもプレイしやすいでしょう。

また、ゲームプレイはもちろんですが、この「キューブ」が作られた目的はなんなのか、黒幕は誰なのか、などストーリー的な楽しみ方も外せません。クエストクリア後は序盤で没収されたアイテムを取り戻すためにまた入口に戻って取得するのを忘れないでくださいね。

「Cube Experimental」はこちらのページからダウンロードできます。
■第1回『スカイリム』の「Summerset Isle」―ボリューム30時間以上!
■第2回『GTA V』の「Realism Dispatch Enhanced」―手配システム大改善!
※Modの導入は自己責任でお願いします。