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名作ゲームには名曲がつきもの。読者の皆さんも、つい口ずさんでしまうような、心に焼き付くお気に入りの曲がたくさんあるはず。ということで今回の特集記事では、ファーストパーソン・シューティングゲーム、いわゆるFPSゲームに限定して、新旧問わず歴史に残る名曲をピックアップしてご紹介します。
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『Halo: Combat Evolved』のメインテーマとしてタイトル画面で流れる曲。宇宙空間に浮かぶリング状惑星をバックに、荘厳なコーラスから入り徐々に激しさを増していく曲展開は、これから始まる物語への期待を大いに高めました。
『Duke Nukem』シリーズのメインテーマでもあり、スラッシュメタル四天王の1つとして知られるMegadethにもカバーされたデューク様らしさ全開の曲。最新作の『Duke Nukem Forever』はある意味で伝説となってしまいましたが、このテーマ曲は多くのゲーマーの記憶に刻まれていることでしょう。
新作『Deus Ex: Mankind Divided』の発売が予定されている『Deus Ex』シリーズの第一作目テーマ曲。作曲者のAlexander Brandon氏は『Unreal』や『Unreal Tournament』にも携わっており、その流れを汲む重厚なサウンドが非常に特徴的です。ちなみにBrandon氏はボイスアクターとしても活動しており、『The Elder Scrolls V: Skyrim』ではアンカノとアマウンド・モティエールの声を担当しています。
ミリタリーFPS『Call of Duty: World at War』のソ連軍パート最終ミッション「Downfall」において、いよいよ最後の攻めというところで流れる曲。思わず「ウラー!」と叫びたくなります。『Call of Duty: Black Ops』のミッション、「Project Nova」で再びこの曲を聴いたプレイヤーはテンションが上がったのではないでしょうか。
30代前後のゲーマーの一部にとっては青春かもしれない『GoldenEye 007』のメインテーマ。ベースとなっているジェームス・ボンドのテーマが既に名曲ですが、本作でのアレンジは非常に素晴らしいですね。また、各ステージで流れる曲もメインテーマに負けず劣らず印象的となっています。
硬派なオープンワールドFPS『S.T.A.L.K.E.R.: Shadow of Chernobyl』の中で、ラジオから流れてくるとても穏やかな曲。ゲームの雰囲気にあった切ない曲調と歌詞は、野郎だらけの灰色の世界で荒むプレイヤーの心を癒やしてくれます。なお、ゲームで使用されているのはカバーバージョンであり、オリジナルバージョンは随分と感じが違います。
FPSジャンルを確立した伝説的な作品『Doom』のファーストステージ(E1M1)で使用されている曲です。敵をブチのめすゲームプレイの爽快感とこのメタルなサウンドの組み合わせは、当時のプレイヤーのアドレナリンを爆発させたのではないでしょうか。ちなみに本曲はMetallicaの“No Remorse”がベースになっているのではないかと言われています。
ミリタリーFPSのはしりである『Medal of Honor』のメインテーマ。オーケストラ演奏による映画的音楽はゲームを大いに盛り上げます。作曲家のMichael Giacchino氏は本作で高く評価され、その後多くのテレビ・映画の音楽制作に携わりました。
名作パズルアクション『Portal』のエンディングテーマである“Still Alive”。ゲームの中では敵であったGLaDOSが、主人公Chellに優しく語りかけるような歌詞は多くのプレイヤーの心を直撃。YouTubeでは多くのカバーがアップロードされるなど旋風を巻き起こしました。続編『Portal 2』の“Want You Gone”も“Still Alive”に負けず劣らず名曲ですね。
“デデンデッデデンデン”でお馴染み『Battlefield 1942』のメインテーマです(正確にはロード画面用の“Vehicle 4”)。一度聴いたら忘れられない、興奮高まるこの曲は、後のシリーズでもアレンジバージョンが使用されており、長年にわたってファンに愛されています。
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いかがでしたでしょうか。どの曲も非常に印象的でいつまでも色褪せませんね。もちろん今回ご紹介した以外にも多くの名曲があると思います。皆様にとっての名曲はぜひコメント欄にて教えて下さい!