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Electronic Artsは、2016年アメリカ合衆国大統領選挙候補者ドナルド・トランプ氏を支持するネットユーザー制作の応援ムービーに『Mass Effect 2』のアセットが使用されていたことについて抗議し、該当映像をYouTubeから削除するよう求めました。
歯に衣着せぬ物言いが世界的な話題となり何かと注目を集めているドナルド・トランプ氏ですが、彼を応援するネットユーザーが公開した映像では『Mass Effect 2』BGMと一部音声が利用されていた模様。一般の支持者が制作したものとは言えど『Mass Effect 2』自体に政治的意図はなく、EAは「政治キャンペーンに我々のアセットを用いることは許可していない」とのコメントを伝えました。
EAからの削除申請は受諾され現在は該当映像を視聴できないものの、Game Informerの報道では「アメリカの偉大さを取り戻せ！」とのメッセージと共にドナルド・トランプ氏自身がリツイートした形跡が残されています。この一連の騒動について『Mass Effect: Andromeda』リードゲームプレイデザイナーのCurry Thunder氏は「トランプを“Illusive Man”という作中の悪い奴に見立てていて、とても良いアイデアだと思うよ」とコメント。トランプ氏が『Mass Effect 2』について認識していたか否かは定かでありませんが、事態は一応の収束を迎えたようです。
