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米ロサンゼルスで開催されたE3のワーナーブースにて、NetherRealm Studiosが開発を手がけるDCコミックス題材の格闘ゲーム『Injustice 2』のプレアブルデモを体験できました。
映画『バットマン vs スーパーマン ジャスティスの誕生』が公開されて世界的にDCコミックスのキャラクター人気が高まっている中で発表された『Injustice 2』ですが、開発を担当しているのが『モータルコンバット』シリーズのNetherRealm Studiosということもあって期待がさらに膨らみます。
会場で試遊できたバージョンでは6キャラクターがプレイ可能でした。前作から引き続き登場となる「スーパーマン」「バットマン」「アクアマン」、新たな参戦となる「スーパーガール」「アトロシタス」「ゴリラ・グロッド」。2人のヴィランはかなりファンのツボを押さえた選別となっています。また、アートワークやアナウンストレーラーに「フラッシュ」が登場しているので、本編への参戦はまず間違いなさそうです。
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今回は、前作で使い慣れたバットマンでプレイしてみました。基本的な操作は前作とほぼ一緒で、攻撃モーションもかなり近いです。『モータルコンバット』のシステムと類似しているので、『ストリートファイター』系と違って複雑なコマンドはありません。方向キー+ボタンかボタン連打で技やコンボを出すことができます。バットマンのスペシャル必殺技は、映画『ダークナイト』をオマージュしたと思われるフルトンシステムで相手を上空高く飛ばしバットウィングに攻撃させるというもの。その他のキャラクターの技もコミックや映画版で見たことあるものばかりなので、ファンなら前作同様ニヤニヤしっぱなしとなりそうです。
格闘ゲームとしての基本部分も『モータルコンバット』の開発チームだけあってかなり骨太のゲームプレイが体験でき、シンプルな操作ながらも非常に奥深い駆け引きが楽しめるようになっています。
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今作から導入された要素として「ギアシステム」というものがあり、ゲーム中で手に入れたギアをまるでRPGのように装備してパワーアップすることができます。このギアは対戦によってランダムで手に入れることができますが、レベルに応じて入手できるギアの性能も変化してくるようです。見た目も大きく変わってくるので、個性の演出にも活用できるかもしれません。このギアですが、キャラクターのパラメーターを強化できる要素であるため、オンライン対戦でどのように作用するのかは気になるところです。
今回の試遊では、前作と同様にキャラゲーの枠にとらわれない骨太なゲームプレイが体験できました。スーパーヒーロー同士の戦いは非常にパワフルで、誰かのプレイを見ているだけでも楽しくなってきます。
『Injustice 2』はPS4/Xbox Oneにて2017年海外発売予定、日本での発売は未定です。