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7月9日から10日の2日間、京都はみやこめっせにて開催されたBitSummit 4thで五十嵐孝司氏が登壇。同氏が現在開発中の新作で、会場でも日本語デモ版も展示されていた『Bloodstained』の縛りプレイを実演したほか、開発に関する話題を語りました。
司会を務めるベン・ジャッド(Ben Judd)氏に招かれて、代表作『悪魔上ドラキュラ』シリーズでお馴染みの鞭を携えて登場した五十嵐氏。ジャッド氏との小粋なトークを挟みつつ、Twitchライブ配信との特別企画である、五十嵐氏による『Bloodstained』縛りプレイチャレンジがスタートしました。
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「なんか嫌がらせされるって聞いた」と警戒する五十嵐氏に対して、ジャッド氏は縛りプレイチャレンジの4つのルール案を提示。その内容は「目隠し」「コントローラーさかさま」「片足立ち」「ボス以外倒さずクリア」というもので、Twitchライブ配信で希望を聞いた結果、「ボス以外倒さずクリア」に決定しました。しかしジャッド氏から「申し訳ないですけど、簡単すぎると思います」と急遽ルールの追加が提案。五十嵐氏は「えー……(笑)。薬つかって良いとか聞こうと思ってたのに」と戸惑いつつも、自らルールを追加し、クリアに対して自信を見せていました。
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- ■縛りプレイチャレンジルール
- ボス以外倒さずクリアを目指す(ギミックの関係上、一体だけ倒すのはOK)
- 制限時間は5分
- ポーションの使用不可
- バックダッシュの高速移動テクを封印
■五十嵐氏の追加ルール
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いざチャレンジが始まると、五十嵐氏は華麗な動きで敵を避け、ぐいぐいとステージを進行。不敵な笑みを浮かべる五十嵐氏に、失敗すると予想していたジャッド氏は「笑ってますよね!調子に乗ってますよね!!(笑)」と悔しそう。危なげなくボスまで到達したチャレンジですが、刻一刻と迫る5分という制限時間に、五十嵐氏は少し慌てた様子を見せながらも、ボスへ猛攻を仕掛け、4分50秒以内にクリア。会場からは拍手が起こりました。ちなみにプレイの様子はTwitchアーカイブ映像(30分頃から)で見ることが出来ます。
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チャレンジも無事クリアした後、話題は『Bloodstained』の開発に関するものに。五十嵐氏も初となるクラウドファンディングでの開発という試みですが、デモ版をリリースしたことで沢山寄せられているフィードバックなど、早い段階で意見を聞くことができることに「かなり新鮮」とコメント。また実際の開発面においても、現段階では普通バグチェックなどは行わないと説明した上で、開発終盤に発見されるような予想外のバグなどが、早い段階で見つかり「非常にありがたい」とメリットを語りました。
また、クラウドファンディングは登場当初より、その有効性やリスクなどが議論されていますが、『Bloodstained』というタイトルが、それ無しでは存在し得なかったことを明かしました。五十嵐氏とジャッド氏が一緒に1年ほどの間、各社に持ち込みに行きましたが、断られてばかりだったと語っています。
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話は変わり、『Bloodstained』のデモ版開発の満足度の話題に。ジャッド氏からの「デモの満足度はいかほど?」という質問に五十嵐氏は「かなり満足している」とコメント。開発を続けるにあたりもちろん更なる調整を加えていくと伝えた上で、デモ版では「基本的なものは全て見せることが出来た」語りました。一方で、E3が迫る中で作られたデモ版では、チュートリアルの充実や敵のチューニングなど時間が足りずに出来なかったことを明かしています。
Twitch配信からのコメントでボスの強さといった難易度に関する質問も。五十嵐氏はデモ版に関して「意図的に簡単になっている」と語り、本来であればボス部屋の前にセーブ部屋が存在しており、それがあればもう少しギリギリのチューニングが出来ると報告。デモ版においてはそれが存在せず、普通にプレイすればボス到達まで20分ほどかかり、そこまでプレして上でボスに負けてしまうのは悔しさが残るため、誰にでも簡単に倒せるようにチューニングしていると説明しました。一方、五十嵐氏が実演したように縛りプレイといった楽しみ方もあるため、繰り返しプレイする中で色々な楽しみ方を見つけて欲しいと伝えました。
『Bloodstained: Ritual of the Night』はPC/PS4/Xbox One/Wii U/PS Vitaをプラットフォームに2017年3月リリース予定。BitSummit会場でのデモプレイレポート記事もチェックしてみてください。