●Digitally Downloaded: 100/100(PS4)
- それぞれが重なりあって補い合うバリエーション豊かなゲームシステムと、ゲームのコアで補完されている激しくて強烈なテーマ。それこそが『いけにえと雪のセツナ』で胸を打たれた魅力だ。
●The Daily Dot: 90/100(PS4)
●Polygon: 85/100(PS4)
●WCCFtech: 76/100(PC)
●IGN: 75/100(PS4)
- 崩れたゲームバランスのせいで戦闘要素の面白さやゲームシステムの更なる楽しさが欠けてしまったが、筆者が『いけにえと雪のセツナ』のメッセージ性から受けた叙情的な衝撃そのものに影響は及ばない。
●Game Informer: 75/100(PS4)
●PC Gamer: 70/100(PC)
●GameSpot: 70/100
- 良い点
- ボス戦で映える戦闘システム
- 独創的な装備/通貨
- 新キャラクターに挑ませようとしてくる“Tech”コンボ
- 美しくも儚い物語
- 最も展望のあるシナリオは駆け足気味
- 人気のあるキャラクターはオーバーリアクション気味だし、音楽で気が散ることもある
- ザコ戦が簡単過ぎる
- ランダム要素が戦闘のバランスを乱している
悪い点
●Hardcore Gamer: 50/100
●GamesRadar+: 50/100
- 『いけにえと雪のセツナ』は『クロノトリガー』のような16bit時代のJRPGの精神を呼びかけようと試みていたが、その鈍くさい戦闘や単調な展開は、過去のJRPGを“遥かな高み”に押しやり続けているだけだ。
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海外で7月19日よりリリースされたスクウェア・エニックスのRPG『I am Setsuna(いけにえと雪のセツナ)』の海外レビューをお届けしました。PS4版平均スコアは77点(総レビュー数32件)。PC版では74点(総レビュー数4件)をマークしています。
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日本ならではのゲームジャンル「JRPG」の古き良き魅力を再び全面的にフィーチャーした本作ですが、システム面においては今一歩とも言えるレビューが並びつつも叙情的なシナリオに関しては多くのメディアが好評。80点クラスの大台こそ逃したものの、90点超を与えたメディアは全体で8件にも及び、現代における「JRPG」の強みを改めて語るに成功した作品として、総合的には高い評価を受けています。ジャンルに革命を起こすようなタイトルではなく、「JRPG」の古典的な側面を強くリスペクトした作品とも評されていましたが、静謐さを感じさせるグラフィックスやシナリオは本作の「JRPGらしさ」を見事引き立てられたと言えるでしょう。
本作は国内ではPS4/PS Vitaに向けて、『いけにえと雪のセツナ』として2月18日よりリリース済み。7月20日からは日本語インターフェイス/字幕をサポートしたPC版がSteamから配信されています。