Game*Sparkでは、gamescom 2016のワーナービジネスブースにて行われた本作のメディア向けハンズオンデモプレイに参加してきたので、その模様をお送りします。

先ず最初に本作についての説明から。本作は2013年に発売された前作『インジャスティス:神々の激突』に続く第2作目であり、登場キャラクターは前作から引き続きバットマン、スーパーマン、アクアマンとスーパーヒーローが勢揃い。加えてスーパーガール、フラッシュの仇敵であるゴリラグロッド等、多くのDCコミック人気キャラクターが追加されたとのこと。また前作バージョンに収録されたキャラクターは、新たにモデルをリファインされ、より美麗で洗練された見た目になっています。
映画「スーサイド・スクワッド」にも出演する「ハーレイ・クイン」と「デッドショット」以外のキャラクター参入について質問したところ「今は何も言えないが、将来的には何か起こるかもしれません」と意味深なコメントも。期待が高まるところです。
続いて、新たに搭載された「ギアシステム」についての説明が。ゲームを通して得られる新たな装備「ギア」。その「ギア」を集め、キャラクターに装備させることで、キャラクターのスキンモデルだけでなく、ステータスまで変えることが出来るのだそう。様々なギアを組み合わせることで、見た目の変化に留まらず、キャラクターの体力や防御力他、各種ステータスやスペシャルアビリティーなど、無限の組み合わせでプレイヤー独自のキャラクターを作り出せるのだとか。
例えば、素早い技の連発でガシガシ削りに行く、体力全振りの堅いキャラで堅実に挑む、或いは必殺技で一発逆転狙いのギャンブル勝負、と個人のプレイスタイルや状況に応じて、自由にカスタマイズが可能となっています。勿論、好きなエディションのコミック登場時のスタイルや、お気に入りの映画のスタイルを再現したりと、見た目重視のスタイリングも可能です。
そしてハンズオン開始。筆者は折角だからここは新キャラを選ぶぜ、ということでハーレイ・クインを選択。対する敵キャラはスーパーガール。DCコミックは好きでも、普段格ゲーを遊ばない筆者。所謂ガチャプレイになりがちなのですが、それでもそれらしく決まるコンボと大技に、我ながらうっとりします。前作にも増して、さらに派手になったという大技の演出も違和感なく挿入され、人のプレイを見ているだけでも楽しそうです。と、スーパーガールを呆気なくストレートで下し1ゲーム目を終了。
もう少し難易度が高くてもいいかな?と思っていると、やってきたのは同じく新たに追加されたキャラのゴリラ・グロッド。毛皮の毛流まで緻密に描画され、歯をむき出しにして雄叫びを上げる姿はまるで本物。死を覚悟すると、案の定ゲーム開始と同時にボコボコです。バットマンシリーズの有名ヴィランであるハーレイ・クインちゃんといえども、相手は同じくスーパーパワーを持ったゴリラ。スーパーパワーを相殺したとしても人間とゴリラじゃ体幹と基礎体力と筋力が違います。さらに向こうは、地球征服を狙うひとあじ違った知的なゴリラ。2ラウンド目は多少善戦はしたものの、無念のストレート負けとなりました。余談ですが、この2戦とも勝敗に関わらずにギアの取得を確認しました。

格ゲーとして骨太でありながら操作は軽妙、そして随所に挿入されるド派手な演出もプレイのテンポを乱すことなくスムーズに挿入されます。また60fpsで緻密に描画されるバトルは、流石NetherRealm Studiosの仕事、といったところでしょうか。
『Injustice 2』はPS4/Xbox Oneにて2017年海外発売予定、日本での発売決定も待たれるところです。