SMACH Teamは、開発中の携帯型Steam Machine「SMACH Z」のKickstarterキャンペーンを開始しました。
元々「Steam Boy」として開発されていた本デバイスは、2015年12月に一度Kickstarterキャンペーンを行ったものの、高い目標額設定などのマネジメントミスを理由としてキャンペーンを早期にキャンセル。再度万全の体制でキャンペーンを行うために、独自に資金調達を行いながら、プロトタイプの制作などを含め開発が続けられていました。
新キャンペーンに際して公開された動画では、Gamescom 2016でのプレイアブルなプロトタイプの展示や、『Metro: Last Light Redux』などのプレイを見ることが可能です。Steamで配信されている1000以上のゲームタイトルに対応し、バッテリー駆動で5時間以上動作するという本機及び高性能版「SMACH Z PRO」のスペックは下記の通り。
- CPU: AMD Merlin Falcon RX-421BD (12-15w) SoC 2.1 GHz
- コア数/スレッド数: 4/4
- 内蔵GPU: Radeon R7 800 MHz
- メモリー: 4GB (SMACH Z)、8GB (SMACH Z PRO) DDR4 2133 MHz
- HDD: 64GB (SMACH Z)、128GB (SMACH Z PRO)
- スクリーン: 6インチフルHDタッチスクリーン (1920x1080)(1080pはストレッチゴール達成時のみ)
- バッテリー: 5時間のゲームに対応
- その他: MicroSDカードスロット、USB 3.0 type C、HDMIビデオ出力、Wi-Fi 5.0 Ghz、4Gモバイルネットワーク接続(PROのみ) 、Bluetooth、1.3Mピクセルフロントカメラ(PROのみ)、D-Padや十字キーなどとも交換可能なタッチ式ゲームパッド部“Z-Pads”
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以前に公開されたものと比べるとGPUの詳細やスクリーンサイズの変化など、よりはっきりとした詳細が分かるようになっています。OSについてもLinuxベースの“SMACH Z OS”の他、ストレッチゴールを達成すればWindows10へと正式に対応する模様です。また、気になるユーザーが多いであろう、実際の性能については、高性能版の「SMACH Z PRO」のプロトタイプ上にて、有名ゲームを動かした際の最大fpsが記載されています。
- Metro: Last Light Redux (720p. High settings) ~35 FPS
- Company of Heroes 2 (720p. Medium settings) ~25 FPS
- Jotun (1080p) ~45 FPS
- Skyrim (720p. High setting) ~25 FPS
- Just Cause 2 (720p. Medium settings) ~35 FPS
- Spiral Knights (1080p) ~50 FPS
- Overwatch (720p. Medium) ~30 FPS
- Torchlight II (1080p. Very high settings) ~35 FPS
- Xcom: Enemy Unknown (720p. High settings) ~30 FPS
- Civilization 5 (1080p. High settings) ~28 FPS
- Tomb Raider: Survivor (720p. Medium settings) ~40 FPS
- Alien: Isolation (720p. Ultra settings) ~35 FPS
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「SMACH Z」のKickstarterキャンペーンは本記事執筆時点で残り31日を残した状態で目標額250,000ポンドに対し、168,692ポンドを集めています。279ポンドより「SMACH Z」本体を入手可能な300名限定のコースを備える他、通常の本体は299ポンドから入手可能です。また、高性能版「SMACH Z PRO」は449ポンドより本体を入手可能な300名限定のコースと、499ポンドからの通常コースがあります。
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「SMACH Z」は2017年4月にBacker向けへの発送開始、2017年12月から2018年Q1の一般販売開始を目指しています。