●Destructoid: 100/100
- 『Owlboy』は特別なゲームだ。ゲーム業界がデイ1パッチの用意と締切に急ぐなか、約10年にわたる開発期間が許されたため、めったに見られないほどの確かなクオリティーを実現した。正直なところ、今作をレビューするのは途方に暮れるものだった。ゲームの最初から最後まで凄まじい満足感を覚えた。その満足感を台無しにしたくないので、もっとたくさんプレイしたいと言う気にもならない。
●IGN: 93/100
- 『Owlboy』の素晴らしさはとてつもないバリエーションやメトロイドヴァニア風のゲームプレイにあり、英雄とは程遠いチャーミングなキャラクター達のほろ苦い冒険譚は筆者がここ数年で体験した中でも最高のものだった。精細なドット絵で描かれるすべてのシーンは最後のものよりも更に息を呑むような仕上がりになっているのだが、物語とキャラクターの狭間にあるキャラクター達の絆にこそ『Owlboy』を特別たらしめるものがある。
- グラフィックス: ドット絵の背景とステージはゴージャスなもので、素晴らしいアニメーションで動くキャラクター達も活き活きとしている
- サウンド: 楽曲はそのシーンに求められる明るいものや厳粛なものまで用意されていて、聞いていても楽しいし、時折ステージと繋がるものもある
- プレイしやすさ: シューティングは完璧とは言えないのだが、今作はシューティングスキルを試すようなものでもないため、完璧である必要がない
- エンターテイメント性: ダンジョンは魅力的かつ上手く仕上がっている。シナリオ展開は安定したペースでプレイヤーを引き込み続ける
- リプレイ性: ほどほど
●GameSpot: 90/100
- 良い点
- 巧みなオーケストラBGM
- ドット絵は印象的なテーマに合った広がり方や細部へのこだわりを感じさせる
- 表情豊かで絶妙なアニメーションが、ローファイチックなキャラクターを彩っている
- 予想できないシナリオ展開は正真正銘の「楽しさ」「怒り」「情感」を捉えている
- 驚くようなアクションシーケンスが定期的に登場する
- たまに操作性が悪く感じる
- 薄っぺらいアップグレード要素
悪い点
●Kill Screen: 84/100
●Polygon: 80/100
●Vandal Online: 80/100
- 『Owlboy』こそ君が待ち望んでいたものだ。もし今作の開発プロジェクトを追い続けてきたのなら、その成果物が君をガッカリさせるようなことはない。もしそうでなかったとしても、レトロ風味に満ちた美しいゲームを体感できることだろう。
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11月1日にリリースされたPC向けインディーアクションゲーム『Owlboy』の海外メディアレビューをお届けしました。Metacriticでの平均スコアは90点となかなかの高得点。100点満点を出すメディアも見られ、90点代を与えるレビューも多数寄せられました。
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今作の開発が始まったのは9年前のこと。満を持して発売された力作の中で描かれるドット絵や魅力的なキャラクター、世界観はその期待に応えるほどの仕上がりとなり、インディー2Dアクションを好むゲーマーにとって要注目なタイトルになったご様子。プレイフィールに関する不満点は多くないものの、一部ではアクションゲームとしての完成度や操作感をマイナス点として挙げるレビューも。しかしながら、美麗なアートスタイルの中で繰り広げられる物語にも後押しされる高評価の声も、インディー作品を好むゲーマーにとっては見逃せないポイントでしょう。
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『Owlboy』はSteamでWindows向けに配信中。通常価格は2,480円。日本時間11月9日未明までは、スペシャルプロモーション価格として10%オフの2,232円で購入できます。