『Prison Architect』を開発するイギリスのデベロッパーが、とある理由により同国の赤十字社からジュネーヴ条約の違反通告を受けたことを報告しています。
同作プロデューサーMark Morris氏とデザイナーのChris Delay氏が、Introversion Software公式YouTubeチャンネルにて伝えるところによると、英国赤十字社から「ゲーム内で使用されている赤十字マークが、ジュネーヴ条約に違反している」との連絡が届いたとのこと。赤十字マークについては、国より認められた民間団体のみ使用が認められており、無断使用の場合は法律で罰せられる点が、英国赤十字社の公式サイトに明記されています。同士らは、これまで様々な他作品に赤十字マークが使用されていること指摘、なぜ今回『Prison Architect』にてこの指摘がされたのか、疑問を抱いています。
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旧『Halo』作品と新『Halo』作品での違い
海外メディアのKotakuやPC Gamerでは、過去には『Halo』や『Left 4 Dead』、『Doom』でも赤十字マークを使用していた事例を紹介。『Halo』シリーズに関しては当初赤十字マークを使用していたものの、続編では同アイテムのシンボルを「H」に修正していました。Introversion Softwareも今回の件を踏まえ、『Prison Architect』のゲーム内から赤十字マークを外すアップデートを実施しています。
なお日本国内における赤十字マークの使用についても、日本赤十字社の公式サイトに「(マークの)使用については赤十字社と法律等に基づいて認められている組織に限られています。」と説明されています。