フランシス・フォード・コッポラ監督が手がけた有名ベトナム戦争映画『地獄の黙示録(Apocalypse Now)』。本作をテーマとしたサバイバルホラーRPGのKickstarterキャンペーンが開始されています。
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フランシス・フォード・コッポラ監督本人を始めとする、“AAAのゲーム開発者、映画のプロフェッショナル、インタラクティブなクリエイターからなるチーム”で制作しているという本作は、限られたリソースの管理の要素を持ち、言い切れない恐怖と直面するサバイバルホラーRPGとして映画を再構成するものとなる模様。
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ゲームの多くの詳細は謎に包まれていますが、本作ではプレイヤーは映画本編(筆注:オリジナルか、後年公開された「特別完全版」かについては触れられていません)を追体験する形で、米軍のウィラード大尉となり、ジャングルの奥地で自らの王国を建設するに至ったカーツ大佐の暗殺指令を完遂するためにジャングルを進行していくこととなるようです。一般的な会話選択肢はないものの、ゲームの過程で取った行動によっての分岐要素や、映画同様行動を共にすることになる“PBR Streetgang”のメンバーとの関係の変化もあるとのこと。“Call of Dutyのベトナム版”のようなものではなく、戦闘は戦闘回避やステルスを強調するものとなる模様で、行動に必要な食料などのリソースは米軍支配領域でのサイドミッションで手に入れることになる、とされています。
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25ドルからゲーム本体が入手可能で、95ドルからゲームのベータ版が含まれるこのKickstarterキャンペーンは、本記事執筆時点で残り29日を残し目標900,000ドルに対し28,491ドルを集めています。“ドラマ、魔法、恐怖の物語にプレイヤーを没入させる”ことを目標とするという本作。有名作品のゲーム化ということもあり、更なる情報公開が待ち遠しい所です。