今回のアップデートでは、複数のオペレーターの性能調整や、新エリートセット、武器バランス、不具合修正などを盛り込んでおり、とりわけ、オペレーターの性能調整では、ピック率や、マッチの勝敗にも関係してきそうなものとなっています。以下では主要な項目のみ抜粋。
- Kapkanが5つの侵入阻止デバイスを所持: 発見されにくくなり、ダメージが60に変更
設置した後、レーザーは見えなくなるほど薄くなります。ただし即死のトラップではなくなり、ダメージは60に変更されます。トラップの調整と同時にKapkanのスピードが上がり、1から2になります。これによりKapkanの防衛オペレーターとしての汎用性が増します。
プレイヤー全体のレベルが上がり、出入口を不注意に駆け抜けてトラップにかかるプレイヤーが減ったことに対するKapkanの対応なのでしょう。トラップを使用する他の防衛オペレーターと共に、新たな戦略が生み出されることを願っています。 - Blitzがシールドを使用しながらダッシュできるように
Blitzの最大の欠点の一つは、シールドを使用していないと非常に弱いということです。これは特にダッシュ時に顕著です。防衛側と、フラッシュシールドを使用するために近づく必要があるBlitzとの距離を詰めるのが難しいことが分かりました。この問題を修正するため、これからはシールドに守られたままダッシュできるようになります。これでBlitzは敵への急襲を仕掛けられるようになります。 - ElaのSMGの反動を調整、GRZMOTマイン所持数減少
ゲーム内統計を分析した結果、Elaの勝率および選択率が他のオペレーターに比べて高すぎることが判明しました。4つのGRZMOTマインを持つElaは、2つの爆弾エリアをカバーし、さらに自分用の地雷を残しておくことができました。どこでガジェットを使うのかを慎重に考えてもらいたいため、GRZMOTマインの数を3に変更します。
また、彼女のScorpion EVO 3 A1 SMGが全体的に強すぎるように感じます。そのため、最大反動に達する速度を上げ、さらに最大反動の衝撃も強めました。この変更の結果、SMGはより制御しづらいものとなります。 - Jagerのエリートセット
Jagerが新たなエリートセットを身につけてコックピットを出ます。フライングエースと共に、敵のグレネードを落としましょう。各セットには揃いのユニフォーム、ヘッドギア、オペレーターカード、オペレータータイトル、チャーム、シグネチャー勝利アクションが含まれます。 - ネットワークの改良
高pingに触れた<開発ブログ>で言及した通り、プレイヤーのオンライン体験を改善するために以下の変更を実施します。
―遅延調整
接続の不安定なプレイヤーの反応時間を、サーバーでより正確に反映できるようになります。
―ポーントゥポーン
シールドオペレーターの陰でプレイヤーがテレポートする問題に対処すべく、新たにポーントゥポーンシステムを導入しました。この問題は、Montagneで出入口を塞いだ際に最もよく発生していました。
―ヒット判定の改良
ヒット判定の改良を進めるために、待ち時間の上限を下げます。
―再現状態の改良
各種アクションの再現システムを最適化します。この変更によって、全てのプレイヤーがより反応の良い環境でプレイできるようになり、遅延が減少します。
―処理遅延とping
現在、メニューに表示されるping値には処理遅延が含まれています。その結果、より速いフレームレートで動作していると低いping値が表示され、実態が分かりにくくなっていました。Ping値から処理遅延を削除します。
―接続アイコン
クライアント、サーバー、ネットワーク接続の監視に役立つ一連の調整を導入します。この変更により、画面右上に最大で4つのアイコンが表示されるようになります。これら4つのアイコンは、それぞれ左からping、接続安定性、更新速度、ホストの安定性の質を表しています。
―ネットワーク改良の詳細
前述の変更点に関する詳細、この開発ブログ(英語) で見ることができます。また、ピーカーズアドバンテージの仕組みや対処方法も確認できます。