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Valveは、ゲーム配信プラットフォームSteamにて、『スチーム:富へのレール(Steam:Rails to Riches)』、『八分帝国(Eight-Minute Empire)』を始めとしたデジタルボードゲームを手がけるAcram Digitalのタイトルを削除、同社との取引を終了したことを発表しています。
これはパブリッシャーが不正にレビュースコアを向上させるための“偽レビュー”を投稿していたことが判明したためとのこと。Steamでは以前から度々複数のパブリッシャーについて同様の報告がされており、都度、当該のバプリッシャーには取引終了などの厳しく重い処分が下されていました。
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『スチーム:富へのレール』は、「蒸気の時代」から続く、蒸気鉄道モチーフのボードゲームシリーズのデジタル版。最大5人のプレイヤーがマップ上への鉄道の敷設、鉄道を用いた物資の輸送などを通じて、更なる収入や勝利点を得て、規定ターン数後の総合点を競うゲームです。
また、ボード上でカードやコマの移動を通じて最大手の勢力になることを目指す『八分帝国』は、実物の日本語版ボードゲームもホビージャパンより発売されている作品。ボードゲームファンは両作品ともにタイトルを目にしたこともあるかも知れません。
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幾多の例より発覚時に非常に厳しい処分が下されることを知りながらも、度々報告が挙がる“偽レビュー”。SteamでのインディータイトルのPRの困難さは、今でも影を落としているようです。