気になる新作インディーゲームの開発者にインタビューする本企画。今回は、4Bit Games開発、PC/Mac/Linux向けに5月22日にリリースされた電子パズルゲーム『Prime Mover』開発者へのミニインタビューをお届けします。
本作はオープンエンド型の回路基板(サーキットボード)設計パズルゲーム。コンピュータ技術問題から影響を受けたというパズル問題を解いていく道筋は、まさに無限通り。『TIS-100』や『SpaceChem』といったZachtronics Industriesゲームのような質感で、「回路基板の中に回路基板を作り、その中にさらに回路基板を作る」という解法も存在するのだとか。誰よりもロジカルな解答を目指すオンラインリーダーボードにも対応。音楽は『Owlboy』のJonathan Geer氏が担当しています。日本語はサポートされていません。
『Prime Mover』は1,520円で配信中。
――まずは自己紹介をお願いします。
Erling Hoff Martiniussen氏(以下、Erling):4Bit Gamesのゲームデザイナー、Erlingです。ノルウェーに拠点を構えるスタジオで、開発スタッフはプログラマー、デザイナー、アーティストのわずか3人だけ。2013年より活動し、2015年にはPC(Steam)とXbox One向けに『ORBIT』というゲームをリリースしていました。
――本作の開発はいつどのようにして始まったのでしょうか?
Erling:『Prime Mover』は、当初まったく異なるゲームとして計画されていました。しかし実際に開発を進めてみると、すぐにそのゲームがあまりにも大規模だと気付いたのです。私たちは振り出しに戻って、中止されたゲームと同じユニバースのパズルゲーム、『Prime Mover』の開発に着手しました。
――本作の特徴を教えてください。
Erling:『Prime Mover』の面白さは、パズルの解き方にあります。すべてのパズルを解決できるようなトリックはありませんが、プレイヤーには想像力を働かせ、あらゆる問題に対して無限のソリューションを構築していくようなプレイを体験してもらいます。
――本作が影響を受けた作品はありますか?
Erling:他のたくさんのオープンエンドパズルゲームから影響を受けました。特に『SpaceChem』と『TIS-100』ですね!
――本作の日本語対応予定はありますか?
Erling:日本語はぜひ対応させたいと考えています!約束はできませんが、続報をお待ちください。
――最後に日本の読者にメッセージをお願いします。
Erling:聡明かつ才能のある日本のゲーマーの皆さんが『Prime Mover』で自分自身に挑み、他に類を見ないクールな回路基板を作り上げることを楽しみにしてます!『Prime Mover』の将来の展開について希望することがあれば、ぜひご連絡ください!
――ありがとうございました。
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