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Devolver Digitalは、Gamepiresが手がけるゾンビサバイバル『SCUM』のゲーム内に存在したナチスの意匠を持つタトゥーを削除し、その表現について謝罪しています。
海外メディアのPolygonによると、このタトゥーは同作のDLC「SCUM Supporter Pack」に同梱されていたもので、白人至上主義者やネオナチが隠語として用いる「14」の数字とナチス式敬礼を表す「88」の数字、及び頭蓋骨と鉄十字が組み合わさったデザインのものであったとのこと。
これに対してパブリッシャーであるDevolver Digitalは、同メディアを通して謝罪し、タトゥー実装の経緯について説明。曰く、タトゥーの使用は刑務所文化のリアリティとその恐ろしい要素の描写を意図していたものの、同社はタトゥーのシンボルやその内容には同意しておらず、これを受けてゲームの全コンテンツを再確認していることを伝えています。
また、開発を手掛けるGamepiresも同メディアを通してコメントしており、彼らはタトゥーの実装について『SCUM』で犯罪者による最悪の雰囲気を演出するため、未来的なリアリティショーで「死と戦う」状況にある人々を描写することが目的であったと説明。ただし、フォーラムの反応から、これが不要であったことを受け止め、ファンに誤解を生んだことを謝罪しています。
なお、同メディアによれば既に公式SNSやゲーム内からもこれらの画像やデザインは削除されており、DLC内のタトゥーも修正されているとのことです。