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吉田輝和のTGS絵日記、第ニ回目はソニー・インタラクティブエンタテインメントから発売されるフロム・ソフトウェア開発のPSVR向けソフト『Deracine』のプレイレポートをお届けします。
本作は、止まった時の中を自由に動く妖精となり、寄宿学校の人々と関わりながら、様々な謎を解いていくVRアドベンチャーゲームです。プレイヤーは、止まった時の中で登場人物達や彼らの過去を垣間見て、そこから得た情報を繋ぎ合わせてキーアイテムをゲット。それを使って新たな謎を解いていく事になります。
『Deracine』の試遊を開始!
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今回のデモの目的は、ぽっちゃり男性がスープを作っている鍋に、入手した色々なアイテムをこっそり混入する事らしい。早速目標を達成するために寄宿学校の探索を開始した。
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目の前に点在する光るポイントに目線をあわせてボタンを押すと移動できる。しゃがみボタンもあり足元を見る事も可能のようだ。
登場人物達や浮き上がった彼らの過去の残滓を見ながら、何かギミックやアイテムがないか探していく。その道中、被っている帽子の中に重要なアイテムを隠していた登場人物がいた。どうやらモノをいろんな角度からみたり、触れたりして謎を解いていくようだ。
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プレイしている最中、ちょっと動けばスカートの中を覗けそうな少女が出てきたのだが……今、現実の僕の隣には、スタッフのお姉さんが居るし、VRゲームですぐスカートの中を覗く事に定評があるおじさんであっても、さすがにそこは自重した。
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そのへんはね、発売してからね!家でやるよ!
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僕の隣でスタッフのお姉さんが操作説明など色々ナビゲートしてくれるのだが、お姉さんも忙しいようでちょくちょく動き回っており、隣にお姉さんがいると思って話しかけるも、悲しい独り言になってしまう事が多々あった(試遊あるある)。
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その後、全てのアイテムをゲットし、スープの中にアイテムを混入しまくると……ぽっちゃりの彼は、その事に気付かず料理中のスープを味見して昏睡してしまう。「ぎょっ、ぎょえ~!辛い~!」みたいなベタなリアクションを期待していたのだが、妖精の可愛いイタズラではなく異物混入事件が発生してしまったようだ。
この後の展開が気になるが……ゲームはここで終了した。
試遊した限りでは、何か革新的なシステムがあるわけではないオーソドックスなアドベンチャーゲームでした。しかし、止まった時の中で人々に干渉していく不思議な感覚や、寄宿学校の牧歌的な雰囲気など、そういう要素のおかげで物語に引き込まれてしまいます。
あのダークファンタジー『Bloodborne』と同じ開発体制という事で、ホラー苦手のおじさんは最大限に警戒していましたが、『Bloodborne』の持つ良い感じの雰囲気を抽出した、上質なVRアドベンチャーゲームでした(ホラーっぽくなくてホッとしました!)。
PlayStation VR向けソフト『Deracine』は、PlayStation 4を対象に2018年11月8日発売予定です。
吉田輝和のプロフィール:17年以上にわたって自画像の絵日記を書き続けているおじさん。近年、「ちおちゃんの通学路(KADOKAWA)」や「お稲荷JKたまもちゃん(一迅社)」、「からかい上手の高木さん(小学館)」をはじめとした人気漫画のモブキャラとして登場しており、日々その存在感が高まっている。ちなみに、巨大な食べ物を作っていく企画でカルト的な人気を誇る個人ホームページ「吉田が巨大な物を作ってますよ」も運営している。