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E3 2019にあわせた発表で『大乱闘スマッシュブラザーズ SPECIAL』に新ファイターとして「バンジョー&カズーイ」が参戦することが明らかになりました。彼らを知っているファンは大喜びです。
しかし、若いゲーマーからすると「このキャラクター、誰?」となるかもしれません。今回の特集記事では、バンジョーとカズーイがどのようなキャラなのか、そして喜ばれる理由についてもあわせて解説します。
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◆バンジョーが初登場したのは『ディディーコングレーシング』
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そもそもバンジョーが初登場したタイトルは、レア社が開発したニンテンドウ64の『ディディーコングレーシング』というレースゲームになります。この時はまだカズーイとコンビを組むわけでもなく、単なるレーサー。しかし、このあとから出世していくのです。
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ちなみに『ディディーコングレーシング』にはコンカーも参戦しています。こちらも後に出世したキャラクターですが、めちゃくちゃ下品になってしまいました。
◆はじめて主役となった作品は『バンジョーとカズーイの大冒険』
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そして1998年に、ニンテンドウ64で『バンジョーとカズーイの大冒険』が発売されます。本作は、オスのクマであるバンジョーと、メスの鳥であるカズーイがお互いのアクションを活かしながら冒険を繰り広げ、魔女のグランチルダを退治しにいくというストーリー。開発はもちろんレア社です。
ゲーム内容は『スーパーマリオ64』のような3Dアクションといえばわかりやすいでしょうか。箱庭世界の中にあるジグソーや音符を集めていくと新しい道が切り開かれていきます。世界的な評価も高く、日本では山陽新幹線に「バンジョーとカズーイの大冒険号」というラッピング車両も用意されるほどでした。
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