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様々なプラットフォームで展開する基本無料ニンジャアクション『Warframe』。編集部では、E3 2019の開催に合わせ、本作のデベロッパーDigital Extremesのレベッカ・フォード氏にインタビューする機会を得ることができました。今回は、次期拡張や新しいフレームなど、気になることを聞いてみました。
――まずは簡単に自己紹介をお願いします。
レベッカ・フォード氏(以下フォード氏):レベッカ・フォードです。Digital Extremesでライブオペレーション&コミュニティディレクターをしています。『Warframe』を担当しており、この仕事を始めて9年になります。ですので、ずっと『Warframe』に携わっていることになりますね。
――現在、アクティブプレイヤーは何人ほどでしょうか?
フォード氏:明かすことができる数字は、5,000万の『Warframe』アカウントがあるということです。世界中で5,000万の人が本作を遊んでみたということですね。
――国の人口分布はどうなっていますか?
フォード氏:米国のユーザー層が厚いですね。全体的に見れば米国が一番多いのですが、他の地域もかなり近いですよ。(もし数字をお見せできれば)驚くと思います。
――日本はどうでしょう?
フォード氏:日本は上位15カ国に入っています。私たちにとっても日本は大きな市場ですし、私たちがリリースするものは日本の皆さんに気に入っていただけているようです。私たちはアニメとカナダのSFを混ぜ合わせています。本作のディレクターは「強殖装甲ガイバー」と「新世紀エヴァンゲリオン」のファンですので、この二つが本作の方向性に影響を与えていますね。
――本作の開発には何人が関わっているのでしょうか?
フォード氏:今は300人弱ですね。私が参加した時は10人しかいなかったので、大きな飛躍です(笑)。当時スタジオにはすでに150人ほどいたのですが、別のプロジェクトに携わっていました。今ではみんなが『Warframe』に関わっています。
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――開発チーム内で人気のフレームはなんでしょうか?
フォード氏:たぶんExcaliburですね。
――ニンテンドースイッチ版がリリースされましたが、これによってコミュニティはどう変わりましたか?
フォード氏:私は任天堂のハードをプレイして育ちましたので、任天堂は大好きです。任天堂ユーザーはクリエイティブで親切で、ゲームを純粋なエンターテインメントとして大事にしているように思いますので、本作のコミュニティをより健全にしていると思います。
――クロスプラットフォームの計画はありますか?
フォード氏:わかりません。もしするにしても、クロスプラットフォームは最も困難なものになるでしょう。それよりは、クロスセーブの方がいいのではないかと思います。
――家ではPS4版、外ではスイッチ版、のような感じでしょうか?
フォード氏:その通りです。難しいとは思いますが、やってみたいとは思います。
――次世代機が出たら、次世代機版の『Warframe』もリリースする予定でしょうか?
フォード氏:本作はすでに7年前のゲームになるので、続編を作るのか、本作のアップデートを続けるか、という選択だと思うのですが、現時点では『Warframe』を可能な限りすべてのプラットフォームで遊べるようにし、アップデートを続けたいと思っています。
――GoogleがStadiaを発表しましたが、興味はありますか?
フォード氏:すごくあります!本作は基本無料のゲームですから、プラットフォームは多ければ多いほど良いですよね。
――次期拡張のEmpyreanについて教えてください。これはPvPをメインとしたものになるのでしょうか?
フォード氏:違います。スケールは異なりますが、『Sea of Thieves』(※Rare開発のXbox One/Windows向け海賊ゲーム)の宇宙版を想像してみてください。自身の戦艦があり、砲手がいます。馴染みある惑星を見ながら、宇宙空間でドッグファイトをしたり、敵の宇宙船に乗り込んだり、マザーシップを爆破したりします。今までの『Warframe』とは全く異なりますよ。
――他のランダムプレイヤーと一緒に遊ぶことはできますか?
フォード氏:はい、マッチメイキングを採用しますので、最大4人で楽しむことができます。
――トレイラーの中では戦艦同士が戦っていましたが、実際どういった戦いになるのでしょうか?
フォード氏:搭載する武器が重要になってきます。まずは戦艦同士が撃ち合うことになりますが、敵がこちらに乗り込んでくることもありますので、ずっと砲手をしているわけにはいきません。乗り込まれるとかなり厄介ですね。
――装備しているフレームなどにより、戦艦の能力は変わってくるのでしょうか?
フォード氏:戦艦は固有の能力があるので、そういった影響はありません。
――Empyreanではどういった報酬が得られるのでしょうか?
フォード氏:良い質問ですね!まだ何も発表していないのですが、戦艦のアップグレードがあり、シールド、スピード、パワーなどを強化することが可能です。巨大な報酬もあるのですが、これは今後発表する予定です。
――Empyreanはどのタイミングでプレイすることができますか?
フォード氏:クランが必要になってくるので、クランに入っている必要があります。実はこの質問に答えるのは難しく、100時間プレイしてやっと遊べるコンテンツにするか、プレイし始めてすぐに遊べるようにするか、まだ決めかねています。まずはプレイテストをしなくてはいけないので、今現在、はっきりとは決まっていません。
――アークウイングの追加も予定していますか?
フォード氏:その予定です。面白いモジュールになる予定ですよ。
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――Runner WarframeとOni Frameが新たに発表されました。どういうフレームなのでしょうか?
フォード氏:Runner Warframeはスピードメーターをコンセプトにしています。レースカーみたいなものです。アクセルでエンジンの回転数を上げ、自分がオーバーヒートしないように注意しながら、敵をオーバーヒートさせます。Oni Frameは敵を飲み込むフレームです。初めての巨漢フレームなので、残忍で、敵の命を喰らい尽くします。
――Wukongがリワークされるということですが、他のフレームもリワークの予定はありますか?
フォード氏:Wukongのリワークは今後2~3週間で行われます。そのあとはおそらくVaubanですね。古いものに立ち戻って、今遊んでも楽しいように調整していく予定です。
――次に追加されるプライムフレームは何になりますか?
フォード氏:今までの答えの中に答えが隠されていますよ!
――センティエントタイルが発表されましたが、これはどのようなマップになるのでしょうか?
フォード氏:今までにないようなスケールのマップとなっており、自動生成されます。究極のヴィランが根城としていますので、広大で、エイリアンチックで、けばけばしく、ゴアで……。センティエントは人工的な種族なため、全く新しい見た目で、空間的にも今までにないようなデザインになっています。ベテランプレイヤーへのご褒美みたいなものですね。
――これまでに地球、金星という2つのオープンフィールドが存在しますが、その次の開発も進んでいますか?
フォード氏:はい、テンノコン(※TennoCon 2019:現地時間2019年7月7日にカナダで開催予定)で発表予定です。開発途中のものが見られるかもしれませんね。
――次回のテンノコンで一番の目玉は何になりますか?
フォード氏:Empyreanは大きいですね。広大な空間のニンジャアクションとなり、今までに私たちが学んだものを活かして作られています。シューター要素、宇宙要素……これまであまり人気はありませんでしたが、これを素晴らしいものに作り変えます。宇宙バトル、面白くないはずがないですよね。
――日本でのイベントの予定はありますか?
フォード氏:去年やろうと思ったんです!でもタイミングが合いませんでした。東京ゲームショウに行きたかったんですが、アップデートが入ってしまったんです。次は絶対東京ゲームショウに行きたいです。実は、私はまだ日本には行ったことがないので、日本で小さなイベントでも開ければ楽しいんじゃないかと思っています。あなたも簡単に来られますしね!
――日本のPS4版ではゴア表現が規制されていますが、規制を緩めるようなことは予定していますか?
フォード氏:何ができるか、聞いておきますね!もっとたくさんの血を実現できるように!無理だったら緑の血で我慢してください。ドイツ版は緑なんですよ(笑)。
――初心者はWikiなしだと何をやれば良いのかわからないという声もありますが、どう思いますか?
フォード氏:そういう事態は把握しており、問題だと思っています。プレイしている友達がいない人や、Wikiなしでは何をすれば良いのかわかりません。イントロ部分を改善する予定で、テンノコンで何か発表するつもりです。
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――遠距離攻撃が近距離攻撃と比べて強すぎるという声もありますが、どう思いますか?
フォード氏:その通りだと思います。近接攻撃をより良いものにしようと思っており、バランス調整する予定です。遠距離攻撃と同じぐらい、パワフルで気持ちの良いものにする予定です。
――レベッカさんはよくコスプレの写真を投稿していますが、コスプレが好きなのでしょうか?
フォード氏:はい、大好きです!ゲームクリエイターからしたら最高のものです。ゲームのキャラクターはデジタルですが、コスプレはそれを現実に作り上げてしまうのが素晴らしいところだと思います。
――最後に日本のファンにメッセージをお願いします。
フォード氏:皆さんのことが大好きです。『Warframe』を日本で成功させていただき、ありがとうございます。日本にファンがいてくれて、本当に嬉しいです。
――ありがとうございました。
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