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8月2日、都内某所にて『モンスターハンターワールド:アイスボーン』看板モンスターにして新古龍「イヴェルカーナ」と戦えるメディア向け体験会が開催されました。
ロケーションは龍結晶の地と、『MHW』プレイヤーとしては馴染み深いものの、制限時間は15分。過去に開催されたネルギガンテの体験会と同じく、迅速に、しかし的確な攻撃を討伐を目指さなければなりません。
今回は4人組のマルチプレイ。残りの3人は剣士、筆者のみガンナー、使い慣れた弓で挑戦することとなりました。
食事を済ませて支給品を受け取り、いざ出陣。歩き慣れたマップですが、今回は調査レベルによる補正がゼロなので、痕跡集めに励みます。
そんなことはお構いなしにチームの1人がエリア9でイヴェルカーナを発見。氷の彫刻を思わせる美しさ、四足歩行で翼まで優雅です。体躯は尻尾のフォルムも含めて、クシャルダオラが近めかもしれません。メンバー全員がエリア9にたどり着くまで待機していましたが、攻撃を受けることはなかったとのこと。クシャルダオラやテオ・テスカトルと同様、手さえ出さなければ比較的穏やかな性格のようです。さぁ、全員揃って狩猟開始です。
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『アイスボーン』だけあって、イヴェルカーナは“氷”属性の攻撃が強力。攻撃を繰り出すごとに冷気を残し、その冷気にブレスが当たることで氷の壁が出現するなど、他に類を見ない攻撃もあります。この壁ですが、ガンナーにとっては攻撃の邪魔であるものの、攻撃して破壊することでちょっとした段差を生み出すことが可能。ジャンプ攻撃に繋げて乗りを狙えます。
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特徴的な攻撃といえば、尻尾による攻撃。刺すような動きで、予備動作を見てもほとんど避ける隙がないほど素早いです。
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そんな尻尾を恐れて間合いをとって戦っていたものの、直線状に伸びるブレスが次の脅威に。7割ほどの体力から直撃を食らって力尽きることもありました。このブレスですが、2回連続で直線的に撃つこともあれば、横向きに薙ぎ払うように撃つこともあるので、瞬時の判断が回避の可否に繋がります。これのせいで2回は力尽きました。
ある程度ダメージを与えると怒り状態に移行。氷を纏い、見た目が若干いかつくなりました。攻撃も更に苛烈なものに変化し、空中に残した冷気で大量に氷柱を生成して落とす、などパターンが変化。飛び上がることも増えるので、剣士にとっては攻撃の機会が減ってしまうかもしれません。そういったタイミングではクラッチクローが活用できると感じました。
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また、この状態で冷気がフィールドに多くあると、空中に飛び上がった後、直下にブレスを吐き、氷柱を波状に発生(と乱立)させる特殊かつ強力な攻撃も繰り出します。筆者は距離を置いて戦っていたので被害に遭いませんでしたが、イヴェルカーナを起点に広い範囲に攻撃が発生するので、剣士にとっては相当避け辛いものです(イヴェルカーナ自体から発せられる攻撃ではないので、クラッチクローで身体に密着すれば回避できる可能性があります)。これが終わったときにはフィールド上の冷気が全て消えていました。
と、攻撃は苛烈なものの、肉質は柔らかめ。氷を纏う怒り状態でも攻撃が弾かれることはありません。頭に攻撃すれば気持ちいい数字が出ます。また、毒状態になりやすいのか、「毒投げナイフ」を2発当てるだけで毒ダメージを食らい始めます。
そんなこんなを駆使しながらダメージを与えて、心電図がかなり弱くなってきたところでタイムアップ。1度目の挑戦はこのような形で幕引きとなりました。
そこで、「耐寒の装衣+を持ち込む」、「全身をEXギエナ装備にして氷耐性を上げる」など、装備を見直して2度目に挑んだものの、やはりタイムアップ。
やはり無理なのか……と絶望しているところにお告げ(アドバイス)がありました。キャンプのアイテムBOXには支給品以上のアイテムが揃っているとのこと。確認したところ、スリンガー閃光弾や硬化・鬼人の粉塵、大タル爆弾Gなど有用なアイテムが揃っています。
これがラストチャンス、3度目の戦いです。落石で確実にダメージを与え、ダウンしたところを爆弾で攻撃するなど、火力マシマシの立ち回り。10数分が経過したところで、頭部の部位破壊を達成!……が、奮闘虚しくまたしてもタイムアップ。敗北したはずなのに、不思議と悔しくなかった筆者。むしろ、良いライバルができたような清々しい気持ち。『アイスボーン』本編でのリベンジを誓い、会場を後にしました。
『モンスターハンターワールド:アイスボーン』は、PS4向けに2019年9月6日配信予定。PC版(Steam)は2020年1月配信予定(価格は未定)です。