今回プレイするのは、カプコンが手掛ける『Devil May Cry』シリーズの最新作『Devil May Cry 5』のPlayStation 4版。本作は、デビルハンターである主人公たちが、爽快に痛快にド派手に敵をぶった切るスタイリッシュアクションゲームです。
2019年3月に発売されたゲームなのですが、The Game Awards 2019での「Best Action Game」の獲得や、廉価版『Devil May Cry 5 Best Price』が発売されたことを受け、今更ながらプレイすることになりました。
僕は、シリーズ前日譚にあたる『DMC3』しかプレイしていないので「いきなり『5』をプレイしてストーリーがわかるのだろうか?」と心配だったのですが、上述の映像が公開されていたり、シリーズの歴史をまとめた映像がゲームに収録されたりと、初心者をしっかりとフォローしています。
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こういった旧作のストーリーをフォローしているコンテンツがあるゲームは名作率が高い!(おじさん調べ)
操作キャラはスタイリッシュなイケメン揃い!
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地方都市レッドグレイブ市は、突如として現れた巨大な樹木により危機を迎えていた。そんな中、異変に立ち向かう男たちの姿があった……。
本作のプレイヤーキャラクターは3人だ。
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隻腕の若きデビルハンター、ネロ!
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最強の悪魔狩人、ダンテ!
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魔獣を操る謎の男、V!
そしてこの3人のイケメンを操作するのが……
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変な髪形の中年男性、吉田輝和!
……イケメンでもスタイリッシュでもないおじさんでごめんね。
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最初のプレイヤーキャラクターはネロ。彼は銃と剣を駆使して戦う。
ボタンの長押しで繰り出せる技が変わり、ボタンを連打するだけでザクザクとコンボが繋がるので気持ち良い。
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剣で敵を上空に打ち上げ、銃で追撃し、落ちてきたところを切り刻むという、2つの武器を駆使したスタイリッシュコンボも簡単だ。
さらに、初心者向け機能「オートマチックアシスト」をオンにしていると、近接攻撃ボタンを連打しているだけで多彩な技が繰り出せるのだ。
アクションゲームは下手なのに「もしかして僕、アクションゲームの上級者なのでは……?」と錯覚してしまうわ……。
銃に剣に魔獣に…個性豊かな3人の特徴!
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序盤のプレイヤーキャラクターはネロだけだが、ゲームを進めていく内にVやダンテが操作出来るようになる。
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ネロは、銃と剣での攻撃に加え、デビルブレイカーという武装により、ワイヤーで移動したり敵を引き寄せたりして攻撃出来る。またデビルブレイカーには、様々な種類があり、複数のデビルブレイカーを予備として持ち込める。
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ダンテは、銃と剣の攻撃のほかに、殴り技や蹴り技を繰り出せる多彩な攻撃スタイルだ。攻撃中でも武器変更は可能なので、様々な技をつなぎ合わせてイカすコンボが炸裂できるぞ。
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Vは戦闘能力こそないが、その代わりに近接攻撃が得意なシャドウ、遠距離攻撃が得意なグリフォン、強大なパワーを持つ大型魔獣ナイトメアを使役して戦う。
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魔獣にぶら下がって滑空移動するなど、他の2人に比べてトリッキーな戦い方が特徴だ。
グリフォンで飛んでいる敵を落とし、シャドウが近距離攻撃で弱らせ……
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Vがトドメを刺す。
ごっつぁんゴールみたいな感じだが、魔獣はトドメをさせないので必要なのだ。
丁度良い塩梅なシェアードシングルプレイ!
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本作には、シェアードシングルプレイと呼ばれるオンライン要素が搭載されている。基本的には1人用ゲームなのだが、ミッション攻略中に他のプレイヤーが戦っている姿が見えるほか、一部ミッションでは共闘出来るのだ。
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他のプレイヤーに出会うと、STARRINGというメッセージとプレイヤーIDが表示される。
ガッツリCo-opの出来るゲームも良いのだが、このくらいのゆるさの共闘だと、自分のペースでゆったりと楽しめる。
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ミッション終了後、他プレイヤーにいいねを送れる。
いいねを送ると相手にゴールドオーブが渡るのだ。
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ゴールドオーブは、敵にやられてしまった時にコンティニュー可能なアイテム。つまり下手くそプレイヤーの僕にとって超重要……いいねくれ~!
寄り道も大事!オーブを集めて強化
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フィールド内に配置されていたり敵を倒したりすると入手出来るレッドオーブは、新しいスキル(攻撃技)やアビリティ(2段ジャンプや移動速度アップなどの肉体強化)の購入に使用する。これらの取引は武器アーティストのニコが担当し、ミッションスタート時に利用可能だ。
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ちなみに、ダウンロード版や『デビル メイ クライ 5 Best Price』には、レッドオーブが10万個貰えるコード(本記事公開時点)がついてくるので、最初からガンガン強化出来るぞ。
https://t.co/GckOI30d5V pic.twitter.com/ETvi1jnlEE
— 吉田輝和@お仕事募集中 (@yoshidaterukazu) December 20, 2019
スキルやアビリティは購入する前にトレーニングモードのTHE VOIDでお試しが可能。ここで動かない敵を実験台にしてみよう。またコンボのつなげ方を練習しても良いだろう。
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スキルやアビリティの購入は、ミッションスタート時だけではなく、電話ボックスを利用することでミッション中でも可能。ここで電話をすると、すぐさまニコが無茶な運転をしながら駆けつけてくれるのだ。
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しかも、壁をぶち抜いてきたり、天井から落下してきたりと、登場演出が毎回違う。電話ボックスを見る度にワクワクして、買い物するつもりがなくても呼んでしまう。
レッドオーブ以外にも、体力を回復させるグリーンオーブや、体力の最大値を上げるブルーオーブがフィールド内に存在する。大抵は目立つ場所に配置されているが、貴重なブルーオーブや、大量のレッドオーブは目立たない場所にある。
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新しい部屋やエリアに入った時は、そのまま進むのではなく、振り返ってよく調べてみることでオーブをゲット出来るチャンスが得られるのだ。
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寄り道も大事。逃さないで、オーブちゃん……
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いや~、滅茶苦茶楽しかったです!この連載で年間100本近くのゲームをプレイしているのですが、こんな面白いゲームをプレイし損ねていたとは不覚でした。
アクションが苦手な人でも、低難易度モードや、ボタンを連打しているだけで様々な技が出るオートマチックアシストがあるので、手軽にスタイリッシュな戦いが出来ます。また、シリーズ経験者やアクションが得意な人は、高難易度モードに挑戦するだけではなく、様々なスキルを使いこなしてオリジナルのコンボを編み出す楽しみもあります。
どんな人でも気持ちよくプレイ出来る間口の広いゲームです。
1ミッションがサクサク終わるのでテンポ良く進みます。アイテム入手時やザコ敵出演時の短いムービーもスキップ出来るのが個人的に嬉しかったです。長く続いているシリーズだけあって、痒い所までしっかり手が届いています!
本編を「HUMAN」もしくは「DEVIL HUNTER」でクリアした後には、無料の追加コンテンツとして配信された「ブラッディパレス」がプレイ出来るようになります。強敵との連続バトルが待ち受けている高難易度モードなので、本編クリア後には是非ともプレイしてみてください。
『Devil May Cry 5』は、PS4/Xbox One/PCを対象に発売中です。
吉田輝和のプロフィール:自画像の絵日記を20年以上書き続けているおじさん。近年、「ちおちゃんの通学路(KADOKAWA)」や「お稲荷JKたまもちゃん(一迅社)」、「からかい上手の高木さん(小学館)」などの人気漫画のモブキャラとして登場しており、2018年にはアニメ作品に2回登場した。何故こんなに漫画登場しているのか、描いた漫画家も吉田本人もよくわからないらしい。 吉田のTwitterはこちら。