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ソニー・インタラクティブエンタテインメントが「ユーザーの感情に反応する自律型ロボット」の特許を申請していることが明らかになりました。
これは、アメリカ特許商標庁(USPTO)のサイトで確認されたもの。申請内容によると、このロボットはユーザーに対し「ポジティブ」「ネガティブ」「どちらでもない」などの3つの感情を推定し、共感する反応などを提供してコミュニケーションを行う事が可能です。この機能により「一緒に泣いたり笑ったりできるロボットと共に、ゲームや映画をより一層楽しむことができるようになる」としています。
更に「ロボットが着座可能な程度の自律機能を有していることが望ましい」としており、一例としてソファーで一緒にゲームを楽しんでいるイラストも掲載しています。なお、記載された例としては、野球ゲームで相手チームをロボットが操作できるようです。また、ロボットには愛に近いパラメーターが存在し、「なでれば上昇、蹴れば減少」などユーザーの行動によって数値は変更。大きくマイナスになるとユーザーに対して少々つれない態度を取るようになり、ユーザーとの円滑なコニュニケーションを求めるようになるとのことです。
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実現すればまさしく夢のような「ロボットの友達」とも言える存在ですが、あくまで特許申請段階のため、今後どのようにこの申請内容が生かされていくかなどは不明です。また、同特許では「PlayStation VR」状のHMDを通じて交流可能な「仮想オブジェクト」に対しての言及もあり、VR/AR空間においてAIキャラクターとゲームなどを楽しむことも念頭に置いたものである可能性がありそうです。