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POCKET PAIRから2020年9月に早期アクセスでリリースが予定されている、オープンワールド何でもありサバイバル『クラフトピア(Craftopia )』。さまざまな環境が待ち受ける世界で、自由に狩り・農業・ハクスラ・建築・自動化などを行えるのが特徴の作品です。
これまで公開されてきたトレイラーでも、巨大なモンスターとの戦闘やグライダーやホバーボードを使用した高速移動のような冒険要素のほか、牛を使用した発電や「ベルトコンベアーで牛を次々と煮る装置」などユニークな設備で注目を集めています。
本稿では、7月27日から行われていた『クラフトピア』のクローズドアルファテストのプレイインプレッションをお届け。数々の島の冒険、ダンジョン探索、拠点建築と現時点でも色々と試すことのできる本作の魅力をお伝えしていきます。
まずはキャラメイク!気がつけば神殿!?
本作はまずキャラクターメイクから始まります。現段階では設定項目としては性別、顔のパーツ、髪型、髪と目の色などが変更可能です。今はまだ実装されていませんがプレイヤー自身の種族も変更できるようで、デーモンとエルフの項目が用意されていました。また、ヒゲやフェイスペイントも実装予定です。
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キャラクターを作り名前を入力したところでいよいよ『クラフトピア』が始まります。さあ広大な世界の冒険の始まりだ……と思いきや表示されるのは一個のボタン。ここからはゲームのとても衝撃的な部分なので、実際の経緯はぜひプレイヤーに確かめてもらいたいところです。とりあえず気がつけばプレイヤーは謎の神殿で女神に出会い、新たな世界で人生をやり直すことになります。
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ここまでがワンセットでキャラクターメイクとなり、次はプレイヤーが遊ぶワールド生成に移ります。なお、本作ではキャラクターとワールドは紐付いていないため、新たなワールドを制作して既存のキャラで冒険するようなことも可能です。
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たどり着いたのはのどかな世界。木を殴り牛を殴れ!
到着したのは、ウシやヒツジなど大人しそうな動物が平和そうに暮らすのどかな草原が広がる世界。プレイヤーはこの世界に裸一貫で放り込まれ、頼れるものなどは何もない状態です。とりあえず画面右上に表示されている「ミッション」で移動や戦闘などの基本的な行動を学べるため、素直に従いましょう。木の伐採や斧などのクラフト、素手での野生生物との戦いなどを通じてプレイヤーは生きる術を学んでいくのです。
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本作の基本的なステータスとして「Life(HP)」「Mana(MP)」「スタミナ」「満腹度」が存在します。満腹度は比較的減りやすい作品でもあるため、まず島に降りて最低限の行動を覚えたら食料確保を考えるのがおすすめ。生肉はキャンプファイヤーで焼いておくとHPと満腹度回復の重要なアイテムになるので、なるべく多めに作っておくと安心です。
また、島には宝箱や海に流れ着いてるタルなどもあるため、マップの探索も重要です。運が良ければ序盤から少し便利な装備品や、今後に重要な調味料などが手に入ることもあります。ちなみに冒険に出る前に作業台で「石のグライダー」をクラフトしておくと断然移動が楽になります。
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木を切り、岩を砕き、肉を焼きながら最低限の生活をしているのもこれはこれで楽しいものです。しかし、原始的な生活にもいつかは限界が来ます。プレイヤーは新たな技術を手に入れる必要があるのです。
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さようなら原始生活!世界は進化する!世界は冒険だ!
本作にはシステムの根幹に関わる2つの重要なアイテム「文明の祭壇」と「開拓の祭壇」があります。「文明の祭壇」は名前の通り世界の文明レベルに関わるもので、要求されるアイテムを捧げることで世界の技術を進化させられます。「農耕の時代」になると、小麦畑や料理鍋だけでなく武器やツールも強力なものがクラフト可能になり、プレイヤーの生活の幅は一気に広がっていきます。
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農耕の時代になると装備品の更新などを含め、かなり生活に余裕が出てきます。最初の島を探索して今まで手が出せなかった鉱石を掘る、クラフトや次の時代のための素材を集めるどさまざまな行動をしているうちに、いつかは島が手狭になっていくかも知れません。また、料理やクラフトで必要なのに手に入らない素材もいくつか出てくると思います。そこで登場するのが「開拓の祭壇」です。
本作のマップはさまざまなバイオームを持つ島の間をゲートで繋いで移動する方式で、その役割を担うのが「開拓の祭壇」です。祭壇を建設するとこのワールド全体の地図が表示されます。新しい島に移動するためにはある程度の素材が必要となり、最初の島から離れるほど要求素材や島自体の難易度も上がっていきます。島によっては立っているだけでダメージを食らうような火山島や、ゴブリンたちが生活している集落のある島なども存在しています。
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クラフトに時代進化、新たな島の冒険など『クラフトピア』の世界は常に広がり続けていくのです。
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施設が増えれば生活も豊かに!
本作の生活に必要な施設をいくつか紹介しておきます。序盤のミッションで制作する作業所とキャンプファイヤーのほか、鉱石をインゴットに変換する「石炉」、武器を製作する「鍛冶屋」、料理を作れるようになる「調理鍋」などは必須となる生産施設です。
本作には武器やツールの修理などに必要なものとしてお金の概念があります。修理自体はお金さえあればいつでもどこでも可能なのですが、通常の生活をしていてお金を稼げる場面はほとんどありません。そこで必要なのが「市場」です。この施設では不要なアイテムを売れるようになり、一定時間ごとに回収してくれる便利なもの。冒険で拾った不要なアイテムや余った料理などを売っておけばそれだけ冒険を楽にしてくれるありがたい存在です。
料理をする上で野菜や穀物は欠かせないもの。「小麦畑」「農地」をクラフトすることでプレイヤーは農耕生活をスタートできます。農業システムはシンプルで、種を植えて水をまくだけであとは勝手に成長していきます。小麦畑にいたっては種まきする必要がない安心設計です。種はモンスターや宝箱などから入手可能。水はバケツをクラフトして入手するほか「井戸」をクラフトすると定期的な補充もできます。
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そのほか、NPCを誘致するテーブルなどの施設も存在。文明が進むと作れるものはさらに増加し、発電機や家畜の交配マシン、農地用のスプリンクラーなどもクラフト可能になります。本作は基本的にクラフトに必要な素材が少なめなので、とりあえず作ってから考えるくらいの気軽さで色々と試しやすいのも大きな魅力です。
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ダンジョンの試練を乗り越えて己を強化せよ!
島の中を冒険していると、怪しげなゲートを見つけることがあります。ここが本作最大の冒険ポイントのダンジョンです。ダンジョンの種類は複数あり、戦闘や脱出などの試練があります。戦闘ダンジョンだと、最後には巨大なボスが待ち受けている場合もあります。
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ダンジョン内の宝箱や樽の中には貴重な素材や装備が入っていることがあります。調味料などのアイテムは貴重なのでなるべく多めに持ち帰りたいところです。インベントリには限界もあるため、ダンジョンに挑むときは忘れずに拠点に不要な素材を置いていくようにしましょう。
ダンジョンをクリアすると複数の宝箱のほか、プレイヤーのステータスを伸ばすために使用する「成長の石版」を獲得できます。石版は拠点に現れるアヌビスというNPCに渡して使用可能。プレイヤーのスタイルにもよりますが、スタミナ上限を上げておくと行動力が広がるので序盤はおすすめしたいところです。
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最後はもちろんPVのアレに挑戦
さて、ある程度冒険をして生活基盤に余裕もできたところで、いよいよPVで見た「牛を自動的に煮る機械」に挑戦したいと思います。下準備に必要なのは文明レベルを機械の時代まで進めておくことです。すると「ベルトコンベアー」「大鍋」が解放されるので、自動煮る装置の下準備が整います。
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また、牛の安定供給には交配マシンが必要であると思われるので早速クラフト。どうやら素材にするための牛が必要なため、捕獲用アイテム「モンスタープリズム」をクラフトする骨が必要になります。ちなみにこのゲームの骨はかなり貴重なアイテム。ダンジョンなどの宝箱で入手するか、かなり強い野生生物バッファローとの戦いが必要です。
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そしてモンスタープリズムに捕らえた動物は弱らせても結構な確率で脱出してしまいます。結論を言うと今回のプレイ中は骨が足りず、交配できるほど牛を捕らえきることはできませんでした。しかしなんとしても牛は煮たい。そこで最初の島の形を見極め「動物がスポーンする場所にベルトコンベアーを置く」という発想で装置を完成しました。あとは地面の動物を始末するだけです。
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というわけで完成した自動(ではない)煮る装置。おお、スポーンした牛が煮られていく!『クラフトピア』の食料問題は解決だ!と思いきや完成した料理は失敗料理ばかりでした。まあそりゃそうだよね、牛をまるごと煮てるだけだもんね……と思いつつある日鍋を覗くと中には美味しそうな目玉焼きが。どうやらたまたまベルトコンベアーに乗った鶏が鍋で煮られ、ドロップした卵が美味しく調理されていたようです。うん、卵って美味しい。
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ここまでいくつかの要素を紹介してきた『クラフトピア』ですが、クローズドテスト期間ではとても全てをやりきれないほどのボリュームです。戦闘や生産、ダンジョン探索などそれぞれの要素にこだわりがあり、それでいて比較的わかりやすいシステムにはゲームを飽きさせない工夫を感じます。
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個人的に評価したいのはクラフトや生産などがとてもやりやすい点。畑には水を巻けば勝手に育つし枯れることがない安全仕様ですし、クラフトも素材が比較的簡単なのは非常にありがたいポイントです。ゲートをくぐって新しい島に行っても戻れないというトラブルはほとんど起こらず、最低限の生活基盤なら簡単に構築できるゲームデザインは、サンドボックスゲーム好き以外のプレイヤーにも安心してオススメできる利点です。
ただしまだまだクローズドテストということもあり、バグはかなり多く見受けられます。配置した施設が音もなく地面に沈む、祭壇で元の島に帰還したら動物が突然全滅して周りが肉や卵だらけ、配置したテーブルが固定されず暴れる(修正済み)など上げればキリがありません。しかし、テーブルのバグがすぐ修正されたように問題への対処も早くクローズドアルファテスト中にかなり改善されています。ゲーム公式DiscordやSteamフォーラムなどでも積極的なバグ報告や意見交換が行われているなど、コミュニティと開発が手を取り合って良いゲームにしていこうという姿勢が非常に素晴らしい作品です。
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『クラフトピア(Craftopia )』はPC向けに2020年9月早期アクセスでリリース予定。早期アクセスは一年以内の終了を予定しており、コンテンツの拡充や新たな要素の追加などを予定しています。