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最新ゲームが毎日大量にリリースされる昨今。メーカーやストアのゲーム紹介だけでは「どんなゲームかわからない!」とお嘆きのGame*Spark読者も多いのではないでしょうか。そこで“なるべく早く”ゲームの生の内容をお届けするのが本企画「爆速プレイレポ」となります。
今回は、PQube LimitedとVEWO Interactive Inc.によって2020年8月28日にPC(Steam)向けでリリースされた『Nexomon: Extinction』について、生の内容をお届けしたいと思います。
『Nexomon: Extinction』とは
本作は、PC/iOS/Android向けに配信された『Nexomon』の続編にあたる、ターン制バトルRPG。9種類の属性タイプ、全381種類のネクソモンが登場します。
強大な暴君ネクソモン(Tyrant)が人間とモンスターを支配するために戦いを繰り広げ、世界は絶滅の危機に瀕していました。主人公はネクソモンの調教師ギルドに加わり、世界が滅びるのを阻止するべく壮大な冒険がはじまります。
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プレイ画面を観て誰しもが思うように、本作は『ポケットモンスター』シリーズ(以下ポケモン)のフォロワー作品。クラシックなモンスター捕獲ゲームというジャンルを掲げており、遊んでいてどこか懐かしさの感じられる作りとなっています。本稿では、そんな『Nexomon: Extinction』と『ポケモン』シリーズとの共通点や違いなどを比較しながら、プレイレポをお伝えしていきます。
『Nexomon: Extinction』の実内容に迫る!
ゲームをはじめると、今作に至るまでのあらすじが語られます。大昔、人類は異界からの侵略者「ネクソモン」の襲撃を受け、争いは長きに渡り続きました。ついに人類はモンスターの王「オムニクロン」を倒し、残ったネクソモン達と共存の道を歩み平和な時を過ごしていました。
プロローグも終わると、何故か主人公が乗った飛空船が墜落しているシーンからはじまります。この状態で主人公の名前と容姿を設定します。主人公の容姿は多くの種類から選択でき、ゲーム開始後でも好きなタイミングでメニューから名前、容姿ともに変更できます。
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シーンは移り、平和な朝に主人公の幼馴染が呼びに来る、王道の展開が。どうやら今日はネクソモンを初めて手に入れる特別な日のようで、調教師ギルドのお偉いさんも来ているらしく、急いで外に集まるように言われます。
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集合場所に行くと、既に幼馴染達と院長、ギルドの偉い人が待っていました。さっそく、主人公が育った孤児院の北にある森にネクソモンを捕まえに行きます。
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森に入りそれぞれが散り散りになったところで、急に周囲の時が止まりました。フードをかぶった謎の女性が現れ、ここは危険だとか、逃げろと言ってきます。しかし、突然そんなこといわれてもよくわからないので気にせず進みます。
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少し進み、森の開けた場所に出ると空に一筋の光が走っていました。それは見る見るうちに大きくなり主人公たちの目の前に落下します。
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なんと、落下物の正体はドラゴンタイプのネクソモン。本来ではいるはずのない場所になぜか現れたようで、主人公たちは慌てふためきます。そのとき再び時間が止まり、先ほどの謎の女性が現れて何やら手渡そうとしてきました。
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はじめてのバトル!最初の相棒!!
ここでようやく、主人公は最初のネクソモンを選ぶことになります。3体のうちの1体かと思いきや、なんと9体のうちから選びます。ちなみに全属性完備です。
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そして、さらに驚くことに貰ったばかりのネクソモンで先程のドラゴンとの戦闘がはじまりました。本作のバトルシステムは概ね『ポケモン』と同じ作りとなっています。そのため、シリーズをプレイしたことがある人なら初めてでも感覚でプレイできるでしょう。属性相性もほとんどは本家と一緒です。
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しかし、本作と『ポケモン』の大きな違いの一つとして、技毎のパワーポイント(回数制限)がなく、スタミナ制が導入されています。HPバーの下の黄色のバーがスタミナゲージとなり、技を使うたびにその技に設定されたスタミナ値が消費されます。強力な技ほどスタミナ消費量は多く、スタミナが尽きるとネクソモンは攻撃できなくなります。また、スタミナが尽きると毎ターン少量のスタミナが回復していきます。
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そのため、本作では1体だけを育ててその1体で戦い続けるという戦略が難しくなっています。スタミナを回復させるアイテムはあるものの、手広くパーティを育てることがおすすめです。ちなみに手持ちのネクソモンは『ポケモン』と同じく6体までとなります。
ネクソモンゲットだぜ!
もちろんドラゴンには敗れ絶体絶命というところで、近くの像が消え地下墓地への入口が現れました。なんとか危機を逃れた主人公達は地下墓地を進みます。しばらく行くと女性の幽霊が出現して、なんやかんやありネクソモンの捕まえかたを教わることに。怒涛の展開です。
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野生のネクソモンと出会うには草むらに入る必要があります。しかし、普通の草むらの上はいくら歩いてもネクソモンは出てきません。本作では、ランダムに変化する揺れている草むらを踏んだ場合のみエンカウントします。そのため、戦いたくない時は比較的楽に戦闘を回避して進めるので、ストレスが溜まることもないでしょう。
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モンスターを捕まえる際は、モンスターボール…ではなくネクソトラップを使います。本作ではモンスターを捕まえる際に、ゲットできる確率が確認できます。確率を上げるには、ネクソモンのHPを削る、状態異常にする、おやつをあげる等様々な行動が影響。他にもネクソトラップの種類や、所持しているだけで捕獲確率が上がる笛等も関係してきます。
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新たな街へ、世界の歩き方
幽霊のお姉さんに捕まえ方を教わったところで、地上が静かになったので町まで戻ります。話を進めると、どうやらドラゴンは近くに暴君ネクソモンがいる際に出現するようでした。そのため、主人公たちは安全確保と調教師への登録のため、調教師ギルドがある街へと向かうことに。ここからいよいよ主人公のネクソモンマスターへの冒険が始まります。
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マップ上には色々な種類のNPCが登場。NPCの頭上にはそれぞれアイコンが表示され、どういったNPCなのかわかりやすくなっています。本作でも、剣のアイコンが出ているNPCに話しかけると、トレーナーバトルが発生します。一度倒しても少し経てば強くなった敵と再び戦えるので、レベリングもしやすくなっています。
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黄色い星のマークのNPCからはサブクエストを受注できます。サブクエストは序盤でも種類が多く、クリアすればお金やレアなアイテムが手に入るので、とりあえず受けておいて損はないでしょう。
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青色の星のNPCとは物々交換が可能。採掘した鉱石やお金との交換で、レアなアイテムが貰えます。また、こちらの所持しているネクソモンと引き換えにお金を貰える取引もあります…。
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新しい街「Parum」に到着したので街を探索してみます。街にはネクソモンを回復させたり預けたりできるヒーリングセンターや、調教師ランクによって買える商品が変わる雑貨屋等が存在。また街中には多くの住民の家がありますが、普通に入ると怒られて追い出されます(調教師ランクを上げれば入れるようになる)。
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探索も済んだところで、さっそく調教師に登録するためギルドに向かいます。それぞれの調教師にはランクと評判が存在します。登録したばかりの調教師はブロンズランクからはじまり、評判は完了したクエスト数や捕獲したネクソモンの数などによって上がって行きます。評判が上がれば、受けられるクエストやアクセスできる場所が増えます。
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調教師としてデビューしたのも束の間、いきなり初仕事が舞い込みます。内容は氷の洞窟での採掘の間、依頼人の身を守るというもの。さっそく洞窟へと向かいます。
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洞窟の中を突き進み、ようやく虹色に輝く鉱石を発見しました。しかし、突然の地鳴りと共に、依頼人の下の氷が抜け落下してしまいます。
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主人公たちは慌ててあとを追い、何故か凍った彼女を発見。そしてその後ろからは、巨大な暴君ネクソモンの一体「NIVALIS」とその調教師が現れました。
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はたしてこの窮地から抜け出せるのか、そして暴君ネクソモンから世界を守ることはできるのか。気になった方は是非、ご自身の目で確かめてみてください。
ここまでプレイしてきた『Nexomon: Extinction』ですが、想像以上の出来で、いい意味で裏切られました。基本のシステムこそ『ポケモン』シリーズを踏襲していますが、そこからさらに独自の特色を盛り込み、単に『ポケモン』の二番煎じで片付けるには惜しい作品となっています。
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イベントシーンは多く、迫力のある一枚絵も多くストーリーに引き込まれます。しかし残念なことに、本作では日本語に対応しておらず、英語が読めないと魅力も半減。それでも、会話ごとにキャラクターの頭上に顔文字などで感情が表示されるので、流れは理解しやすい作りとなっています。
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今回のプレイではまだまだ序盤までしかプレイできていませんが、ネクソモンの進化やコアの生産などやり込める要素も多く、値段以上のボリュームを楽しめます。
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すでにポケモンマスターになってしまい、次なる目標を探している方は、ネクソモンマスターを目指して新たな地方に一歩踏み出してみてはいかがでしょうか。
『Nexomon: Extinction』はSteamにて配信中。9月5日までは10%OFFの1,799円で購入できます。また海外の一部地域では、PS4/ニンテンドースイッチ向けに販売を開始したほか、海外Xbox One向けにも9月中のリリースが予定されています。
タイトル:Nexomon: Extinction
対応機種:PC(Steam)/海外PS4/ニンテンドースイッチ
記事におけるプレイ機種:PC
発売日:2020年8月28日
記事執筆時の著者プレイ時間:6時間
価格:1,999円