今回は、任天堂とコーエーテクモゲームスによるニンテンドースイッチ向け『ゼルダ無双 厄災の黙示録』です。
本作は、『ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド』(以下BotW)では100年前の出来事である「大厄災」が詳細に描かれており、リンクや英傑たちといった多数のキャラクターが無数の敵を相手にダイナミックなアクションを繰り出します。
『BotW』で『無双』というと、ボコブリンあたりが大群で出てくるんでしょうね。
でも、ライネルなんかが大群で出てきた場合……僕の腕前では……
ゼルダ無双というよりゼルダ辛勝だ
コンボで敵を薙ぎ払え、お気に入りは盾サーフィン!
復活したガノンによりハイラルは壊滅的な被害を受けていた。その時ハイラル城の片隅で一体の小さなガーディアンが目を覚ます。
ガーディアンはゼルダを救う為に時を越えて旅立つのだった……。
そして過去の世界。
厄災ガノンの復活が予言されてはや数年、ハイラル城にさえ魔物の手はかかっていた。これらを掃討する為に集められた兵士たちの中には騎士リンクの姿もあった。
ここから自由に操作可能。群がるボコブリンどもをぶっ飛ばしてやるぜ!
通常攻撃を連打しているだけでもコンボは繋がるが、途中で強攻撃を入れるとさらに様々ななコンボに派生する。
飛び上がって攻撃するコンボでは空中でパラセールを広げることも可能。
僕の好きなコンボは通常攻撃2回+強攻撃で出る盾サーフィン。いわゆるダッシュ攻撃で、敵を弾き飛ばしながら進むので非常に気持ちが良い。
ただ僕の操作は雑なので、ついついボタンを連打し過ぎて狙った技以外が出ちゃう。
またシーカーストーンを使ったアクションも可能だ。
アイスメーカーで氷のブロックを作り、マグネキャッチでフィールド上の金属物を自由に操り、ビタロックで敵の動きを止め、リモコンバクダンで敵を攻撃する。
これらのアクションはいつでも発動可能なのだが、指示されたタイミングで使うと敵に効果的にダメージを与えられるぞ。
キャラクターごとに個性豊かな操作!
操作キャラクターはリンクだけではない。ゼルダやダルケル、ミファー、リーバル、ウルボザの4人の英傑をはじめとした『BotW』のキャラクターが操作できるのだ。
キャラクターごとに攻撃の系統がガラリと変わるので多彩なアクションが楽しめるぞ。
他にもこんな可愛い女の子も登場する!ふむ、この娘の名前は……インパ?
(上記の画像は、本作より100年後が舞台の『BotW』に登場するインパ)
時の流れは無情……。
敵たちだって『BotW』にハマった僕には久しぶりに会うクラスメイトみたいなもんだ。
ガーディアンのレーザー照準音さえ懐かしい……。
そんな懐かしい敵たちを倒したり、重要拠点を制圧したり、ある人物を護衛したりと遂行する任務は様々だ。
鍛えた技で敵の屍を積み重ねろ!
全体マップ画面では、ストーリーが進められるほか、様々なチャレンジやキャラクターの強化が可能になる。
各キャラクターの新しいコンボを覚えたり、ショップを解放するには、ステージ攻略中に入手した素材や敵を倒した討伐の証などが必要になるぞ!
ひとつのステージで千単位の敵と戦うので、おのずと討伐の証も千単位で貯まっていく。
こんなにも多くの命を奪っていたのか……。
鍛冶ギルドでは武器を合成して攻撃力のアップや新たな能力の付与が可能。
ショップでは食材が購入可能だ。
食材を使った料理はステータスや素材のドロップ率を向上してくれるので積極的に使っていきたいところだが……最近まで食材に消費期限のあるゲームをプレイしていたせいで、腐敗を心配してしまう。
しかし、本作の食材は腐らないのでどんどん買い込んでおこう。
武器を強化して新しいコンボを習得し、料理でパワーアップしたら次のステージへ挑戦だ。新たな要素の解放のために敵を倒しまくろう!
敵の撃破数でいえばどんなコンボより多く倒せる手段がある。
なんと本作では神獣も操作出来るのだ。落雷やマグマ弾で遠距離から敵を薙ぎ払い、近くの敵は踏み潰す……百、千のレベルではなく数万の敵を葬れる。
ふとこれまでの合計撃破を確認してみると……
僕が今住んでる市の人口を越えていてちょっと引く。
一騎当千の強者を操り敵の大群を薙ぎ払う……たまらなく気持ちが良かったです!
ただ、基本的にやることは敵を倒し続けるだけなので単調に感じます。強敵との戦いもパターンを見極めて弱点をついて攻撃することの繰り返しなので、ひとつのステージ終盤にはちょっとダレてきてしまいます。また、ステージ開始時のロード時間の長さと、戦闘中にカメラワークが悪くなる場面があるのが気になりました。
シーカーストーンによるアクションといった『BotW』の要素が上手く取り込まれており、キャラクターごとのアクションにも個性があるので操作していて楽しかったです。やりこみ要素も多く、ストーリー進行そっちのけでキャラクターの強化に熱中してしまいました。
クリア自体は25時間ほどで出来たのですが、やりこみ要素は残っているのでまだまだ楽しめそうです!
『ゼルダ無双 厄災の黙示録』はニンテンドースイッチを対象に発売中です。
吉田輝和のプロフィール:自画像の絵日記を20年以上書き続けている謎のおじさん。近年、「ちおちゃんの通学路(KADOKAWA)」や「お稲荷JKたまもちゃん(一迅社)」、「からかい上手の高木さん(小学館)」などの人気漫画のモブキャラとして登場しており、これまでアニメ作品に3回登場した。何故こんなに漫画に登場しているのか、描いた漫画家も吉田本人もよくわからないらしい。 最近、『スカイリム』を二人でプレイする絵日記企画「スカイリム二重人格ロールプレイの旅」をはじめた。同企画の最新話通知用Twitterはこちら。吉田輝和個人のTwitterはこちら。
「吉田輝和の絵日記」で取り上げてほしいゲームタイトルがありましたら、こちらの申込みフォームで教えてください!すべての要望には応えられませんが、それでも出来るかぎり応えていきたいと思います。
※UPDATE(2020/12/02 20:00):記事掲載時、『ゼルダ無双 厄災の黙示録』の対応機種に誤りがあったため訂正しました。コメント欄のご指摘ありがとうございます。