前回、「ナムコのカセット、ゴールドカートリッジを太陽で反射させた光はどこまで届くのか?」という企画を掲載したところ、「この手のバカ記事好きです!」というお言葉を多くいただきました。ありがとうございます。
すぐ調子に乗るのが僕でございまして。今回は一部のファミコンカセットに付いていた発光ダイオード(LED)を夜間に光らせて、それがどれくらいの距離まで認識できるのか実験をしてきました。
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しかし、ここで一つ悲しいお知らせを…。前回の実験では妻が手伝いをしてくれたのですが、今回の件を相談したところ「そんなのに付き合っていられない、子供の面倒みてよ!」と一蹴されまして。というわけで、今回は完全に1人で実験をすることになりました。
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アイレムから発売されていたLED付きソフトは他にも数種類ございますが、今回はなんとなく似合っている気がしたので『スペランカー』を使用することに。
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まずは機材を整えなければいけません。今は携帯型のファミコン互換機が出ているものの所有していませんので、ニューファミコンを使います。
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しかし、当然ですがファミコンを起動させるには電源が必要…!ということで、災害やキャンプの時に使う巨大容量バッテリーを用意しました。こいつは、普通のコンセントも挿せる優れものなんです。
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事前にロケハンをするために機材を持って歩いていたのですが、そりゃあまあ、かなりの不審者です。今、地球上でファミコンとバッテリーを持ってフラついている中年男性は自分だけだろうなと、頭をよぎりました。
まずは目の前でどんな感じに光るか、試してみます。なお撮影の都合上、昼と夜で撮影場所は異なっていますが、被写体までの距離は合わせています。ご了承ください。
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闇夜に負けず、煌々と赤いLEDが光っています。iPhoneのカメラはもちろん、目視でもハッキリと確認できます。アイレムのカセットすげえ!
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次に約10メートル、離れてみました。
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10メートルでも目視、カメラ共にしっかりと確認できます。モビルスーツのモノアイが光っている感じ。
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そしてお次は約100メートル!この辺りからカメラでは「何か赤く光ってる点が見えるかなぁ…」といった具合ですが、目視はできます。逆に浮かび上がっている感じがするくらいの存在感。
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さらに伸ばして、約300メートル。こうなってくるとカメラではかなり厳しい…。しかし依然として、目視ではしっかりと確認できます。
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更に100メートルほど離れてみました。カメラでは撮影できませんでしたが、目視では赤いLEDが、ルビーのように遠く輝いていました。アイレムのカセットすげえ!
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日がが落ちた後に「1人」で機材を設置し、そして戻ってきて確認するという行為に若干の恐怖と恥ずかしさ、世間の目を感じてしまいまして、今回の調査はここまで。
結果は、「闇夜にアイレム製カセットのLEDライトを光らせた場合、iPhoneレベルのカメラで撮影できるのは300メートル以下。目視(視力1.5)であればそれ以上、真っ暗闇なら500メートルくらいでも認識できそう」となりました。
アイレムのファミコンカセットに付いているLED。当時はなんとなくカッコいいとしか思ってませんでしたが、今回の実験で改めてその性能に驚かされました。「だからなんなんだ?実用性は?」と問われると、何も言えませんが。
これからもこのような角度の実験をしていこうと思っておりますので、どうぞご支援のほどよろしくお願いいたします。SUKESANでした、お読みいただきありがとうごさいました!
また、レトロゲームや実際に使って分かったオススメグッズの紹介サイトも開始いたしました。こちらもどうぞよろしくお願いいたします!
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