今回は、株式会社ポケモンから発売されたニンテンドースイッチ向けソフト『New ポケモンスナップ』。本作は、レンティル地方を訪れた主人公がカガミ博士の研究を手助けするため、ジャングルや砂漠、海など様々な場所で暮らす野生のポケモンを撮影していくカメラアクションゲームです。
ニンテンドウ64向けとして1999年に発売された前作『ポケモンスナップ』は、ただ単にポケモンを撮影するだけではなく、様々な方法で可愛い仕草や決定的瞬間を捉える必要があり、その奥深さに魅了されたものです。
それから僕は、ゲームハードの進化によってあらゆる要素がパワーアップした新作を待ちわびていました……20年以上も。
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ひたすら新作を待ち続けていたのです……!
20年以上待っていた……撮りまくるぞ!
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本作の舞台は自然あふれるレンティル地方。
この地に訪れた主人公は、カガミ博士からの依頼により、調査用の乗り物「ネオワン号」に乗り込み、野生ポケモンの撮影に向かうのだった。
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主人公は男女4パターンずつの見た目が選択可能だ。
僕は色黒の男の子の見た目にした。名前は「よしだてるかず」に決めて、早速調査開始だ!
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まず最初に調査する場所はフロレオ自然公園だ。
遊園地のアトラクションのように自動で移動するネオワン号に乗って調査するので、自由に歩き回っての撮影は出来ない。
ポケモンの決定的瞬間を逃さないために気合を入れるぞ!
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サルノリとピチュー発見!
しかし、いきなり見逃してしまい、正面からの写真は撮れなかった。
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ズーム撮影が可能なので、少し離れた場所にいるポケモンでも大きく写せるのは嬉しい。
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先程セットで登場したピチューとサルノリのように、異なるポケモン同士でいっしょに行動していることもあれば、他のポケモンに驚いて逃げることもある。
野生のポケモン達の動きを見るだけでも夢中になれるし、「野生の世界では縄張り争いがあるのかな」と考えてみるのも楽しい。
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木から飛び降りて飛行するエモンガ。
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水辺を優雅に泳ぐスワンナ。
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花畑に漂うキュワワーを撮影して、今回の調査は終了だ。
余談だが、撮影に熱中していたあまり、うっかり記事用のスクショ撮影を忘れていたため、一部あとから撮りなおしたものが混ざっている。
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いってみればカメラの二刀流なので、あっちで撮り、こっちで撮り……脳がバグるのだ。
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撮影後は撮った写真の中からポケモン1種につき1枚を選び、博士に見せて評価してもらう。珍しいシチュエーションかどうかで、星1から4まで割り振られる。
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そして、ポーズ、大きさ、向き、位置、風景、他のポケモンが写り込んでいるかで評価ポイントが決まる。
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その構図ってバカの記念撮影みたいじゃない……?
いや、研究用の写真なんだからそれが正しいのだろうな。
とにかく見たいぜ、ポケモンたちの色んな反応!
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写真を見せ終えると調査ポイントを獲得し、場所ごとに調査レベルが上がる。
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同じ場所でも調査レベルが違えば出現ポケモンが変わったり、別ルートに分岐したりする。
基本的に、調査レベルを上げると新しいエリアが解放されるので、それを繰り返してゲームを進めていくことになる。
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ゲームを進めて手に入れたふわりんごをポケモンの側に投げてみる。
……すると食べ始めた!これはシャッターチャンスだ!
また、アイテムを直接ポケモンに当てることで、怒ったりびっくりしたりする。いつもと違うポケモンのしぐさや表情が引き出せるぞ。
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可愛いポケモンに物を投げつけるのは気が引けるが、ゲーム中に「びっくりするだけで痛くないから大丈夫」と明言されているので安心だ!
……いや、やっぱり物を投げつけるのはちょっと気が引ける……。
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その他にも、分岐路や隠れているポケモンを見つけ出すサーチ、ポケモンに当てると特殊な行動を引き起こしてくれるイルミナオーブ、眠っているポケモンを起こしたり踊らせたり出来るメロディといった機能が追加されていく。
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そして、これらを合わせて使用することにより、さらに特殊なシチュエーションでの撮影が可能になるぞ。
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中にはかなり複雑な手順もあるがノーヒントではない。
頑張って特別なシチュエーションを全て見つけてやる!
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そういえば「レンティルチャット」と呼ばれるものがあった。
これは、オフライン時には他の登場人物が、オンライン接続時には他のプレイヤーが撮った写真や情報が表示されるゲーム内SNSだ。
これを利用すると登場キャラクターの性格がわかったり、他のプレイヤーの撮影技術を学んだりと、新たな発見があって面白い。
イルミナスポットはボス戦さながら!
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海中エリアでは神秘的な姿のポケモンが、ジャングルエリアでは木々を自由に飛び回る元気なポケモンの姿を撮影出来る。
ストーリーを進めるごとに、様々なエリアが解放されていくが、その中には特殊なエリアも……。
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イルミナスポットエリアでは、カガミ博士が研究している「イルミナ現象」に関係する特別なポケモンが登場する。
ここでポケモンと戦うわけではないが、撮影をするために特殊な手順を踏む必要があるぞ。
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これが意外とアクション性が含まれていて歯ごたえがある。
まるでアクションゲームのボス戦みたいだ。
ダメダメ写真も加工すればめちゃ映える!
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ジャングル、海、洞窟、そしてイルミナスポット……様々な場所で様々なポケモンを撮影してきた。
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博士には、真正面&アップの教えを忠実に守った写真を提出していたが、自分好みの写真もしっかり残している。
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僕のお気に入りの写真はこれ。「喧嘩したあとに去っていくヘラクロスと、見送るカイロス」の写真だ。
そうやって自分だけの一枚を撮ろうと楽しんでいたのだが、失敗例もある。
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これは慌てて撮ったら被写体が中心におさまらなかった写真だ。
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しかし、こんなものでもエクストラ撮影機能を使えば見違えるぞ!
カメラの位置移動や拡大・縮小などを行えばこの通り!
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さらに、この機能を使えば、フィルターをかけたりスタンプを押したり、かなり自由にカスタマイズ出来るぞ。
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そうして作った渾身の写真は、ローソンのマルチコピー機で写真やシールとしてプリント可能だ。
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前作の『ポケモンスナップ』でもコンビニでシールプリントが出来たよなあ……。
思わぬところから懐かしい記憶が掘り起こされ、あの頃の思い出に浸ることができた。
いや~、20年以上待ち続けていた新作だけに、めちゃくちゃ堪能しました!ポケモン好きにはたまらないのは当然として、カメラアクションゲームとしても楽しい一本です。
これまで40時間ほどプレイしており、ストーリーはクリア済みです。同じエリアを何度も周回していたので正確な時間はわかりませんが、クリアだけを目指すなら10~20時間ほどだと思います。
基本的な部分は前作『ポケモンスナップ』と同じですが、美しくなったグラフィック、新アイテムによるポケモンのしぐさや表情のバリエーション、写真の編集機能、エリア数やポケモンの種類などが格段にパワーアップしています。
前述の通り、特定のポケモンを見つけるには複雑な条件もありますが、苦労の末に見つけ出したポケモンたちの可愛い仕草は何ものにも代えがたい価値があります!
『New ポケモンスナップ』は、ニンテンドースイッチを対象に発売中です。
吉田輝和のプロフィール:自画像の絵日記を20年以上書き続けている謎のおじさん。近年、「ちおちゃんの通学路(KADOKAWA)」や「お稲荷JKたまもちゃん(一迅社)」、「からかい上手の高木さん(小学館)」などの人気漫画のモブキャラとして登場しており、これまでアニメ作品に3回登場した。何故こんなに漫画に登場しているのか、描いた漫画家も吉田本人もよくわからないらしい。 最近、『スカイリム』を二人でプレイする絵日記企画「スカイリム二重人格ロールプレイの旅」をはじめた。同企画の最新話通知用Twitterはこちら。吉田輝和個人のTwitterはこちら。