
エレクトロニック・アーツは、DICEが開発した『バトルフィールド 2042』の先行アクセスをゴールドおよびアルティメットエディション購入者向けに11月12日に開始し、11月19日にコンソール版は0時から、PC版は17時からついに正式リリースを迎えます。
本稿では、いよいよ発売となった本作の概要や情報をひとまとめにしてお届け。気になる内容をチェックして、広大な戦場に降り立ちましょう!
要求スペックは高め?重さやラグも話題に
AAA級のタイトルをプレイするにあたり、まずは要求スペックやダウンロード容量を気にする方も多いのではないでしょうか。公式サイトではPC版の必要動作環境と推奨動作環境が公開されており、自身の環境が条件を満たしているか、事前に確認することができます。

しかしその内容は、推奨環境を満たそうとするとそれなりのスペックを要求されています。また、実際のゲームプレイにおいても動作の重さが指摘されており、推奨環境が整っていても高いFPS値が出難い現状となっています。また、ゲームプレイ中にラグによって一定間隔で引き戻されるラバーバンディング(ゴムラグ)も発生していましたが、Update0.2.1により修正。今後数週間でバグの修正、バランスの変更、QoLの強化を予定しており、1か月以内にはさらに大きな2つのアップデートのリリースを告知しています。
レイトレーシングやDLSSにも対応
NVIDIA RTXを使用したPC上で、光の挙動をシミュレートすることでよりリアルな描写が可能になるレイトレーシングや、レンダリングされた画像にAIによる処理を施すことで画質とパフォーマンスの両立を可能にするNVIDIA DLSSも本作では利用可能です。また、システムの遅延を最適化しゲームの反応性を高めるNVIDIA Reflexにも対応。本作においては、システムレイテンシを最大28%削減してくれます。

11月16日には、NVIDIAによる公式最新版グラフィックスドライバとなる「GeForce Game Ready ドライバー 496.76」がリリース。『バトルフィールド 2042』を含む複数のタイトルに対応し、最適化不足の現状において、性能の底上げが可能になりました。NVIDIA DLSSを利用することで、最大2倍のパフォーマンスを発揮するようになるので低FPS値に悩んでいる方は、導入をおすすめします。
理想の戦場は自分で作る「バトルフィールド ポータル」
「バトルフィールド ポータル」は『バトルフィールド 2042』で新たに登場したコンテンツです。これにより、プレイヤーは様々なバトルフィールド体験を独自に作り、公開することができます。
『バトルフィールド 2042』の要素に加え、『バトルフィールド 1942』『バトルフィールド:バッドカンパニー 2』『バトルフィールド 3』のマップや装備も登場。美麗なグラフィックによって蘇った過去作のマップで128人対戦を体験したり、124人VS4人やナイフVS除細動器といった特殊ルールも作成可能。ほかにも移動速度やダメージ倍率などの調整を細かく設定することもきます。


現在は公式による過去作を舞台にしたコンクエストやラッシュが体験できるサーバーと、ユーザー作成のサーバーが無数に体験可能。プレイフィールはこちらの記事でも紹介しているので、気になる方はぜひご覧ください。しかしながら、先行アクセス開始時にはこの「ポータル」によってある事件も…。
『バトルフィールド 2042』において装備はレベルアップで、アタッチメントは武器のキル数によって解放されます。先行アクセス開始当初は、「ポータル」を含む全てのモードにて経験値やキル数を稼ぐことができましたが、その結果「 ポータル」で経験値を簡単に稼ぐ事ができるサーバーが乱立しました。

これにより、本モードでは一時的に経験値およびキル数のカウントは獲得できないように変更。また、「All-out Warfare」モードのソロ/協力プレイにおいてもアタッチメントの獲得が無効化されています。
分隊ベースのサバイバルモード「ハザードゾーン」で生き残れ!
プレイヤーは4人分隊を組み、計8チームの32人(PS4/Xbox Oneは24人)でデータドライブの回収、そして脱出を巡って争います。スペシャリストの選択や適切な装備の購入など戦略性が高く、通常のモードと違い1回の死がとても重い設計となっています。

プレイヤーは戦場に降り立つと、ランダムに配置されたデータドライブを捜索。エリアにはAI兵士も配置されており、PvPvEの激しい戦闘が繰り広げられます。データドライブを回収すれば後は脱出するだけ。しかしそのチャンスはわずか2分隊にしか与えられません。過酷な戦場を攻略し、味方と協力して脱出を目指しましょう。詳しい内容はこちらのプレイレポートにてお伝えしています。
『バトルフィールド 2042』はWindows(Steam、Epic Gamesストア、Origin)/PS5/PS4/Xbox Series X|S/Xbox One向けに配信中。サブスクリプションサービス「EA Play」にも対応しています。