7年目に突入するタクティカルシューター『レインボーシックス シージ』。その幕開けであるイヤー7シーズン1「Demon Veil」では、3人目となる日本人オペレーター「Azami」の登場ほか、カジュアルに遊べるチームデスマッチの実装など盛りだくさん。本稿では一足先に新要素の一部を体験、その模様をレポートします。なお、一般公開前のテクニカルテストサーバーの情報も含むため、ガジェットの数や仕様がライブサーバーへの実装時と一部異なる場合があります。ご留意ください。
防衛側が穴を塞ぐ「Kibaバリアー」
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Hibana、Echoに続く日本人オペレーター「Azami」は、スピード2・アーマー2の防衛オペレーターです。所持している武器は、Kapkanと同じSMG「9x19VSN」(等倍サイトのみ)、AlibiやMaestroと同じフルオートSG「ACD12」(1.5倍サイト or 等倍サイト)、サイドアームには「D-50(デザートイーグル)」。サブガジェットは有刺鉄線・インパクトグレネードから選択可能。
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固有アビリティは「Kibaバリアー」と呼ばれる投擲型ガジェット。LesionやWamaiのガジェット同様、リチャージ式で最大5個所持可能。Kibaバリアーは壁や床などに粘着し、防弾性のあるバリアーを生成するガスを放出します。刺した場所から数秒でバリアーが生成され、簡易的な壁を作り出すことが可能です。例えば、ドアの縁に投げればドアの一部分を塞ぐほか、攻撃側がハードブリーチした箇所に投げることで射線を塞ぐことができます。
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生成されたバリアーを破壊するには、フラググレネードやGonne-6などの爆発物だけでなく、ブリーチングチャージやKaliの低速爆薬ランスでも可能であり、3回のメレー(近接攻撃)でも壊すことができます。防弾仕様のため、例えKaliのメインアームでも銃弾は通りません。YingのカンデラやFuzeのクラスターチャージの取り付けは可能で、一度目の射出後であれば防衛側でもガジェットを破壊することができます。
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攻撃側がメレーをしやすい場所ではさほど効果は発揮しませんが、咄嗟に射線を潰したいシーンや、敵がメレーしにくい場所で複数枚設置することで絶大な効果を発揮するだけでなく、頭ひとつ出してピークするポジションを作り出せるという点において、マップとガジェットの研究をすればするほどに強くなるガジェットでしょう。ドローン口を塞ぐなど、防衛箇所をより強固にする強力なガジェットです。
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アタッカーリピックの実装
そんな強力な防衛オペレーターの追加と同時に、攻撃側にも選択の幅が与えられます。それが「オペレーター再選択」システム。これは準備フェーズ中に攻撃側がオペレーターとロードアウトを変更することができるというもの。これに伴いインターフェースも一部改修が入っています。
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これにより準備フェーズ中に得た情報で戦略を組み替えることが可能となり、ドローニングの重要性が高まるでしょう。クイックマッチ、アンランク、ランクへ実装されます。
待望のチームデスマッチ
そして、多くのプレイヤーが待ち望んでいたチームデスマッチが遂にライブサーバーへ登場します。ランク前のエイム調整や、リコイルの練習だけでなく、本作をカジュアルに遊びたい人は必見。なおマップはテーマパーク・ヴィラ・ファベーラの3つ。5分間の制限時間はありますが、どちらかのチームが75キルに達すると終了となります。なお、全て屋内でのリスポーンとなり、屋外へ出ると10秒で死亡します。
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チームデスマッチでは、攻守関わらず基本的に全てのオペレーター・武器が使用可能ですが、盾オペレーター(Montage・Blitz)とFuzeのバリスティックシールドは使用不可。もちろんアビリティはなく、サブガジェットにインパクトグレネードを一つだけ装備しています。オペレーターの重複も可能です。
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メディアや一部関係者が集まった先行試遊ではカスタムマッチでチームデスマッチを行いましたが、誰が言い出したか、KaliのSRやBOSG.12.2(DokkaebiなどのダブルバレルSG)縛りを敢行、なかなかカオスで楽しめました(10人集めるのが一番難しそうですが)。
オペレーターの調整
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Goyoが変化します。「ボルカンシールド」が、設置型のガジェット「ボルカンキャニスター」に生まれ変わりました。赤い部分を撃つと炎が燃え広がる点は以前と変わりませんが、炎が燃える時間が長くなりました。TTS時点では20秒ほど燃焼が続き、所持数は4つ。かなりの時間稼ぎが期待できそうです。
また、Y6S4で実装が予定されていたカメラ信号の喪失も、Y7S1で実装されます。これにより、Valkyrieのブラックアイや、Maestroのイーヴィルアイ、防弾カメラといったカメラ系ガジェットをエリア外へ設置すると、10秒後に信号が喪失し、使えなくなります。
等倍サイトの全解放
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ほぼ全ての武器が、全ての等倍サイトから自由に選択できるようになります。これまで、等倍サイトは限られたものしか使用できませんでしたが、これが撤廃。スペツナズのサイトから、P10 RONIなどのホロサイトまで、お好みに合わせて装備可能。IanaのG36Cにようやく普通のホロサイトが装備できます。また、Clashのサブ武器SPSMG9にも、様々なサイトが取り付けられます。
ミッドシーズンには新マップも登場
長らくマップリワークなどがなされてきましたが、今回は完全新作のマップ「エメラルドプレーンズ」が登場します。アイルランドが舞台のこのマップは、ヨーロッパのクラシカルな趣深いエリアからモダンなエリアまで用意されているとのこと。なお、このマップはシーズンの中盤での実装が予定されています(今回のメディア/インフルエンサー向けTTSに実装はなし)。
コンソールでもマッチリプレイが可能に
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これまでPC版向けにのみ実装されていたマッチリプレイ機能が、コンソール版でもリリース。最大12マッチ保存可能で、コントローラーでの操作にももちろん可能です。
以上が、Y7S1で実装予定のコンテンツです。防衛の戦略を大きく左右するオペレーターと、アタッカーリピックは、ゲームにどんな影響を与えるのか楽しみです。また、チームデスマッチの実装により、これまで以上にウォームアップがしやすく、カジュアルになるでしょう。
『レインボーシックス シージ』は、PlayStation5、Xbox series X|S、PlayStation4、Xbox One、PC向けに発売中。気になるイヤー7のロードマップも、明日発表予定です。
【UPDATE】2月20日AM2:00 新マップのツイートと、公式映像の埋め込みを行いました。