
Bloombergは、アクティビジョンが2023年リリース予定だった『コール オブ デューティ』シリーズ新作計画が延期されるという関係筋の情報を報じました。これまでほぼ毎年シリーズの新作を投入するというスタイルに大きな変化があるかもしれません。
報道によると、近年のシリーズ作品の収益が期待外れだったことを踏まえ、一部の幹部が「新作をリリースするにはスパンが短すぎる」と考えるようになったとのこと。同社の最新の決算報告ではコンソールとPCの収益減少が報告されており、「『コール オブ デューティ』作品の純予約数が年同期比で減少している」点が強調されていました。こうした不調の要因について記事では、前年発売のタイトルとのカニバリゼーションや基本無料で提供されている『コール オブ デューティ ウォーゾーン』の人気が影響していると同社の経営陣が考えていると伝えられています。なお、一連の判断はマイクロソフトによる同社買収は無関係であるということです。
また、報道では今年発売のシリーズ最新作についても言及されており、今秋発売予定であることに加え、追加コンテンツが用意されているとのことです。さらに、今回の延期の穴埋めにはF2Pのオンラインタイトルを投入予定であり、この新規タイトルには『ブラックオプス』シリーズのTreyarchが関わっていることが明かされました。こうした情報を元にしたBloombergの問い合わせに対してアクティビジョン・ブリザードからの回答はないとのこと。
なお、本情報は「計画に詳しい関係者」からの提供とされていますが、同メディアは以前にもアクティビジョン幹部がシリーズのリリース見送りを検討している件を報じていました。
※ UPDATE(2022/02/23 11:20):日本語がおかしい部分を修正しました。