電卓からATMまで、あらゆる機器に移植されるFPSの金字塔『DOOM』ですが、今度はセガが開発したアーケード基板「NAOMI」で動作させたユーザーが登場しました。
今回移植を試みたのは、25年以上のコーディング経験を持ちInstagramやFacebookにも関わったソフトウェアエンジニア、ジェニファー・テイラー氏です。彼女は自身を「アーケード・オタク」と表現し、様々なアーケード・プラットフォーム向けオープンソースソフトウェアを公開しています。
そして「NAOMI」と言えば、同じくセガ開発のドリームキャストと同時代に活躍し、『ザ・ハウス・オブ・ザ・デッド2』『燃えろ!ジャスティス学園』『デスクリムゾンOX』など有名ゲームに使われたクラシック・アーケード基板。テイラー氏は本基板も守備範囲であり、今回の『DOOM』移植は過去に自作したソフトウェアlibnaomiを、有志作成のソフトと組み合わせて行われているとのことです。
なお、「Doom for Sega Naomi」と題された本プロジェクトは現在も進行中であり、GitHubにて移植の進捗を確認できます。
※UPDATE(2022/4/19 12:21):本文内の誤字を修正しました。コメント欄でのご指摘ありがとうございました。